古美術 崎陽

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長崎で活躍した人~シーボルト関連補足~二宮敬作

2010-02-02 14:35:50 | 長崎の歴史
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シーボルトの弟子

「二宮敬作」~1


二宮 敬作(にのみや けいさく)

文化元年(1804)~文久2年(1862)

号は如山(じょざん)

江戸時代末期の蘭学者・医学者

特に医学・薬草の研究に優れた業績を残した。

日本初の女医(産科医)となった

シーボルトの娘・楠本イネを養育したことでも知られる。



文化元年(1804)伊予国宇和郡磯崎浦に生まれる。

生家は酒などの商いもする半農半商の家で

父は六弥、母はシゲ

文政2年(1819)16歳で医師を志し長崎に留学。

通詞吉雄権之助や美馬順三に師事し、

蘭語・蘭方医学を学んだ後

文政6年(1823)シーボルトの門弟となり鳴滝塾で学ぶ。

この時20歳。

同門に、高野長英や江戸の奥医師伊東玄朴や

戸塚静海らがいた。

門下生中最も信頼されていたと伝わる。



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