のみちをゆけば

北の山男が日々の生活、趣味の報告をします!

2014 トムラウシ山登山 ~3日目~

2014年08月14日 06時18分30秒 | 登山


 8月上旬に登ったトムラウシ山の行程を淡々と振り返ってみます。

 (全体の記録はこちら)


 3日目最終日の報告です。


 2日目の夕方は、お隣にテントを張ったおじさんに、お酒をたくさん
ご馳走になり、いい気分で寝ましたが・・・

 しかし、12時過ぎに目が覚めて眠れなくなり・・・

 しまいに、左太腿の筋肉が攣り・・・

 暗闇の中、救急袋から湿布を取り出して、両足の腿とふくらはぎに
貼って横になりましたが、朝までほとんど眠ることが出来ませんでした。

 



 4時半に爆睡している娘を起こして、テントの外を見ると爽やかな朝。

 朝食を取り、朝露でびしょ濡れのテントを乾かしながら、ゆっくりと
支度をして6時15分出発。






 足の不調に不安があるので、珍しく準備運動をしてから、超スローペースで
ヒサゴ沼を眺めて歩きました。






 少しずつ見えなくなるヒサゴ沼。






 花畑の奥にはニペソツ。





 山は変わりませんが、近景が変わるので、何枚も撮ってしまいました。







 登るにつれて、トムラウシが現れます。



 
 化雲岳に近づき「今日はすっきりと景色が眺められるかなぁ!」思って
いましたが・・・





 西から雲がかかっておあずけ状態。





 ヒサゴ沼から1時間ちょっとで化雲岳山頂到着。表大雪方面も雲がかかって
いました。



 まあ、遠くが見えなくても天気が良いし、足が攣ることなく無事に化雲岳まで
登りきれたので一安心していたら。





 休憩中にトムラウシ山が姿を見せてくれました。






 化雲岳を降りる途中にある化雲沼。





 化雲平のチングルマ。




 五色岳までは花畑やハイマツの中を1時間ほど歩きます。




 五色岳に着く頃には表大雪方面も雲が取れました。






 五色が原は木道を下ります。木道設置前はドロドロ、ツルツルの
泥道で足が取られないように緊張して歩いた記憶があります。
 ヒサゴ沼まで1日の行程で比較的楽に上り下りできるようになった
のには、木道のおかげも大きいような気がします。





 五色岳直下にある水場でのどを潤し、下山用の水を詰めました。
 アブが1匹いたけど、五色の水場より虫が少なくてあずましい。






 あちこちにカメラを向けてなかなか進まない父を、娘が置いて
行ってしまった。






 五色が原から見たトムラウシ。ヨツバシオガマが群落になって
咲いています。






 五色が原下部のお花畑。青い空に白い雲がいいですね~






 化雲岳からは遥か遠くに見えた沼の原大沼が近づいてきました。




 五色の水場でも、顔を洗って水を汲んで、虫に追われながら慌しく
出発。帰りは荷物の軽量化のために私が飲む水は最大1リットルとし
ていました。
 ちなみに、私の足の不安から、帰りは重いものは元気な娘のザックに
入れていました。 




 五色岳から2時間ちょっとで沼の原に到着。






 湿原はすでに秋の色ですね。






 沼の原大沼。トムラを眺めながら昼食をとりました。
 今回の3日間は風が吹いていることが多く、水面が鏡になる事は
少なかったですね。





 帰るのがもったいないような気がして、何度も振り返りながら
湿原を歩きました。













 トムラウシも見納め。次に来られるのはいつかなぁ?







 この先は、林の中を降りるだけ。荷物は重いけど気持ちは軽く。






 下界は真夏日。降りるほど汗が噴出します。






 ガレ場で鍛えられた娘。帰りの渡渉は荷物を担いだまま、
ヒョイヒョイと渡ってました。






 最後の巻き道の登りも何とかクリアして、ヒサゴ沼出発から約
7時間半で登山口に到着しました。

 3日間家から持参した水道水しか飲めなかった次女。「冷たくて
甘いものが飲みたい」と言いましたが、山の中には自販機も無く、
石北峠でやっとこありつけました。


 何よりも、天気に恵まれていい登山が出来ました。
 
 今度はいつ泊まりで山にいけるかなぁ?




 (行程編はとりあえず終了、山行に関する記事はもう暫く続きます)
 
 
 


 










コメント
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