
隣村のeijiくん夫婦と羊蹄山に登ってきました。
昨年は御来光を拝めなかったので、再チャレンジです。出発前日に
eiji君の家業にトラブルが発生し、心配でしたが、eiji君の父さんの
「行ってこい!」の一声で計画通り山に向かうことになりました。
今回は真狩コースから登りました。下りてから気づきましたが、私
にとって10回目の羊蹄山登山でした(登頂は9回)。
eiji君夫婦にとっては入籍1ヶ月の新婚登山?となったようです。
天気予報は「晴れ」でしたが、大気中の水蒸気が多く遠景はかすみ、
山頂もガスの中での出発でした。
その分、涼しく快調に登ります。昨年の反省に立ち、今年の目標は
「足が攣らないで登ること」です。朝と出発前に「芍薬甘草湯」を飲
んでドーピングして、去年よりも2時間以上早くスタートしました。

出発後2時間40分で5合目到着。今年は新しい合目看板が付いて
いました。真狩コースは4合目と5合目の間がきつく、4合目の途中
で休憩を取りました。そのほかは、大きくジグが切ってあるのでヒラ
フコースよりも楽に感じました。
でも、7合目付近ではちょっと足が攣りそうでしたね。

5合目以上では所々にチシマザクラが咲いていました。

7合目付近にある曲がりくねったダケカンバ。

避難小屋付近にある水場の雪渓はまだ大きく、結構な水量が登山道を
流れていました。
約5時間半で避難小屋に到着しました。荷物を軽く整理した後は、早
速、安着祝いの宴会! プシュ!

晩は夕日を見ながら晩御飯の予定でしたが、あいにくのガス模様で
小屋内で宴会です。
私が「まいける2本、私が1本、eiji君が1本」の予定で持ってあ
がった4本のビール。なぜか、「まいける」も同じ量を持っていて・・・
山の上で一人4缶のビールなんて贅沢だ!
ちなみにeiji君は下戸で飲めません。
昨年の6月に小屋で飲んでいるときに「彼女ができたんです」と私
たちに告げたeiji君。今年はめでたくその彼女と入籍して、三人で小
屋で飲めるなんて・・・ 感無量!
いやいや、俺っておじゃま虫か??

晩御飯を食べた後、ちょっとだけ太陽が顔を出しました。
20時には就寝しましたが、私は22時過ぎに目が覚めたので外に
出ると、星と街の灯りが見えました。翌朝のご来光に期待して再度眠
りに付きました。
2時起床の予定でしたが、強風が吹いているので30分遅らせて二
人を起こし、山頂に向かいました。若干雲はかかっていますが、期待
していた御来光は拝めそうです。
薄明の時間から刻々と変わる空の様子をどうぞ!






太陽が雲の上に上がる直前から山頂付近をガスが巻き始めました。
急いで西側が見える場所に上がると、山頂の影にうっすらと虹が見え
ました(ブロッケン現象)。

太陽は再び雲の中に消えてゆき、山頂付近もガスに包まれました。
相変わらず風が強いので、東側のコースを取らずに、ヒラフ方向に
戻りました。

「ご来光が見られて良かった!」

強風の岩場にへばりつくように咲いていたイワウメ。

雪渓の奥に見えるのか今回宿泊した羊蹄山避難小屋。

避難小屋は去年と比べても老朽化が進んでおり、去年寝た場所は寝
るのが辛そうなほど床が傾いていました。壁も内側にせり出していて、
雨の日は雨漏りがひどいそうです。
この場所に小屋が必要か否か?
確かに日帰りで登れる山なので必要性は少ないかもしれません。で
も、夕陽やいさり火、御来光を見る楽しみがなくなるので、私として
は存続(もう厳しそう)、建て替えを希望しますね。
避難小屋で定番の餅入りラーメンを食べた後、下山を開始しました。

(スキー場が見えるのはニセコアンヌプリ、パックはニセコ連峰の山々)
登ったときよりも下界がすっきりと見え、駒ヶ岳や狩場山まで望めました。

でも、南方面は・・・ぼんやりと見える洞爺湖。

キキョウ科だと思っていなかったタニギキョウ(キキョウ科)。
4合目付近でちょっと足(膝)に来ましたが、坦々と山道を下り、
約3時間で登山口に到着しました。

新婚さんを連れての登山で少し緊張しましたが、無事に下山でき
て何よりです。
そして、念願の御来光も拝めたのでヨカッタよかった!
概要
登った山 : 羊蹄山 真狩コース
登った日 : 2009年6月下旬
コースタイム 超スローペースかな?
10:53 登山口 10:19
11:11 1合目 10:08 登りは合目標識で約10分休憩
11:37 2合目 9:50 (4~5合は中間でも休憩)
12:03 3合目 9:38 下りは偶数合で10分休憩
12:40 4合目 9:09
13:28 5合目 8:48
14:08 6合目 8:20
14:50 7合目 7:55
15:26 8合目 7:40
15:59 9合目 ↑
16:15 避難小屋 7:15
2:40 避難小屋 6:00
3:40 山頂 4:20
装 備 : 1泊2日、小屋泊
使用カメラ : OptioWPi 、 FM2(TREBI100c)
登山道付近にいた鳥など
キジバト、アオバト、カッコウ、ツツドリ、アマツバメ、アカゲラ、ビンズ
イ、ミソザザイ、コマドリ、ノゴマ、コルリ、ルリビタキ、ヤブサメ、ウグイ
ス、エゾムシクイ、センダイムシクイ、キビタキ、ヒガラ、キバシリ、アオジ、
クロジ、マヒワ、ウソ、シマリス
登山道付近で目だった花
オククルマムラ、コバノイチヤクソウ、ハクサンチドリ、チシマザクラ、サ
ンカヨウ、シラネアオイ、ウコンウツギ、エゾノイワハタザオ、エゾツガザク
ラ、クロマメノキ、キバナシャクナゲ、イワウメ、コメバツガザクラ、メアカ
ンキンバイ、イワベンケイ