天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

文字はたからもの

2024-07-16 05:04:34 | アート



結に文字カードを作った。
紙に絵を描いて、また写真を貼って、ひらがなを書いて結に読ませていた。犬、猫、牛、苺、桑の実、などなど。ところが彼は字を読んでいるのではなく絵や写真を読んでいることに気づいた。
「いぬ」は「い」と「ぬ」が合体したのではなく「いぬ」という塊と認識しているようであった。それでもいいのだが文字ひとつひとつを認識しないとまずいなあと思った。

ある日ゴミ捨て場に多量の厚紙が出ていた。それは薄い紙を収納するためのケースとして使われていたようであった。端的にいうとカルテファルダーのようなもの。もったいないので捨てず回収しておいた。
それを6㎝の正方形に切ってカードとした。
文字習得玩具というのを通販に注文していた。原理は小生の考えたのと同様でペットボトルの蓋のような丸いものに字が書かれていて、それを並べるのである。
それもやって来たのだがどうも小生の作ったカードのほうが使い勝手がよく、結はすぐになじんだ。通販のものはお蔵入り。
3字埋めをまずやった。りんご、みかん、はたけ、おなら、ひらく、しまる、などである。ひらく、しまるは絵がないがエレベーターでよく見ているので手の開閉動作を添えると理解した。
次に4字埋めをやった。
くわのみ、かいだん、ふみきり、しんごう、など。
やっているうちに字をいくつ使ったかカードを並べてみたら作ってないのが8字もあって昨日全部作った。

市販の教材により小生の手製がまさっているのが「は」をひっくり返すと裏が「ば」になること。「は」と「ば」は近い関係であることがわかる。ほんとうは「ぱ」も出したいが表裏は2次元ゆえ無理。「ぱ」は別に用意するしかない。
1度にやっていい時間はせいぜい5分。教え込むのはご法度。勉強ではなくジグソーパズルの一種と思ってくれないと続かない。
小学校へ上がるまでのつなぎである。
5字埋めもたまにやる。なぜか「たからもの」という言葉をどこかから覚えてきたのである。意味を知っているかあやしいが「たからもの、たからもの」としゅっちゅう言う。さて、字がたからものであることにいつ気づくか。





















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