天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

涼み処としての都立多摩図書館

2024-07-11 05:23:34 | 身辺雑記



きのう東京都立多摩図書館へ涼みに行った。中央線西国分寺駅下車。南口500mほどのところ。
クーラーを入れても28度のお設定だとまるで効かない。自宅より他所のクーラーに入っていようかと妻に話すと「当然そうすべき。私はよく東京都立多摩図書館へ行く。そうしてみたら」とアドバイスされた。
あそこは雑誌専門図書館で貸し出しはしていない。本を借りる小生は二三度行ったきりであった。涼みを兼ねてきのうは雑誌を見て過ごした。




入ったところの木のフローリングの光沢がいい。むこうだはパン屋で大勢寛いでいる。軽い昼食をとる人も結構いるだろう。氷旗も出ているから氷水も食べられる。






俳句、短歌関連の雑誌のコーナーから引っ張り出した。
「海原」の前身は「海程」。写実でもファンタジーでもなくあいまいでおもしろくない。兜太さんを失った大きさを感じた。「馬酔木」も「四季」もおもしろくない。10句くらい読んで1句おやっと思う句があってもよさそうだが、無い。どの俳誌も埼玉西武ライオンズのように感じてしまった。「鷹」はおもしろい雑誌であることを再確認した。2句欄の句でもよそよりはましだ。
「澤」と「街」を見たかったが無い。どういう基準で雑誌を入れているのか。「ホトトギス」も「鷹」も無い。ここは暗めの場所で涼しさを感じるのが魅力。





とにかく広くて見渡せて気持ちいい。私語がまったくなくて静か。ここはやがて中学生、高校生らしき諸君で埋まった。若者が勉学に励む姿を見ると頼もしくなる。自分もあのころは勉強したなあ。




    

スポーツ関連雑誌を見ていておやっと思ったのが「柔術ナビマガジン」。最新号と書いてあるが2022年のもの。2年前のものでバックナンバーも無い。
それはともかく「柔道」でなく「柔術」であることに驚いた。柔道は柔術を凌駕していまやオリンピックの主要格闘技まで出世した。これに対して柔術はサンパウロなど南米で行われているローカルなものになってしまったと思っていた。しかし柔術は世界に生き続けているのである。ユダヤ教からキリスト教が出ても老舗のユダヤ教は厳然と生き続けているのと一緒か。廃れたと思っていたものがいきいきしていることを知ってよかった。雑誌を出す意味を感じた。





窓辺に座ると外の緑が美しい。「緑さす」を感じる快適な場所である。また来てもいいかな。
コメント
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