天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

真夏のラグビーお疲れ様

2024-07-07 05:24:20 | アート

マオリ族の戦闘前の舞踊「ハカ」


きのうの昼、マオリ・オールブラックスの選手たちが新幹線乗ってその速さに「弾丸列車」と驚いた、とのニュースに接した。はていまどき新幹線にそう興奮する外国人がいるのか。オールブラックスはニュージーランドの最強チームだが、マオリ・オールブラックスとはなんぞや。マオリ・オールブラックスは、ニュージーランドの先住民族であるマオリであることが条件のラガーたちのようだ。
彼らが新幹線で行った先は名古屋、豊田スタジアム。そこで夕べ、リポビタンDチャレンジカップ2024 ラグビー日本代表強化試合 JAPAN XV vs. マオリ・オールブラックスが行われた。
日本のリーグワンは春で終わっていて季語の正反対の7月にラグビーをやるのか。7月の雪じゃないかと思いつつ、見る気になった。

日本チームにワールドカップに出た選手はほぼいない。
次代を背負う若手を強化する目的に思われた。それにしてもいまどきのラグビー親善試合で双方の選手がよく闘志を出せるものである。勝つことにさほど意味があると思えない。
そう小生が思うのと裏腹に両チームの選手たちはよく動いた。
毎日のように行われているプロ野球。今日負けても明日勝てばいいという心理はあるものの日々の戦いに勝つ意味は十分ある。その先にどのチームも優勝を目指す。一つ一つの勝ち負けに意味がある。
リポビタンDチャレンジカップという企画は、6月22日がイングランド戦、6月29日がマオリ・オールブラックス戦、ゆうべが2回目のマオリ・オールブラックス戦。
前回負けていたので日本の選手たち、ヘッドコーチはうれしかったのかもしれない。
選手たちは汗みどろでたいへんだったと思うが、内容はワールドカップやほかの優勝がかかる対抗戦に比べてテンションが低い気がした。
本物のオールブラックスだと、随所に、すげーっという瞬間を感じるのである。暑さもあってどこか鈍く感じた。



日本(白)の防御が最後まで崩れず、26-14で勝利


よかったのは10番で山沢拓也選手(29)が先発出場したこと。
ひいきの選手である。強豪パナソニックの10番に松田力也がいて山沢にはなかなか出場機会がなかったが力は遜色ないと思っている。けがが多くて松田の後塵を拝した感もあるが、ゆうべはよく動いた。
山沢は29歳でそう若くない。若くない彼に代わって後半、10番に立川理道が就いた。彼はクボタの大ベテランで34歳。
若手強化が目的ならなぜ2人のベテランが出たのかわからない。
育成なのか勝利なのか、それともほかの目的があるのか。趣旨が明確でなく大汗をかいていたような気がする。みなさん、お疲れさまでした。


山沢拓也選手

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