きのうＦＯＸで「さよならエマニエル」をやっていた。
シルヴィア・クリステルは五指に入る好きな女優。
裸の過剰な露出と交合の繰り返しとの酷評も聞かれるエマニエルシリーズだったが、美しい裸とロマンチックな交合のほかに映画に何を求めるというのか……。
うっとり見ていたら、エマニエルが惚れてしまった映画監督を追ってパリへ行こうとしている場面で、階下から妻の声がする。
「鯛焼買ってきたけど食べるぅぅ？」
ああ色気のないやつめ！
急いで鯛焼をもらってきて食いながらエマニエルと夫と恋人の推移に見入る。
そこでやっと「さよなら」は恋人に走る意味でありこのシリーズの終わりを意図していることに気づいた。そして３作目を見ていなかったことも。
こんな美人に逃げられた夫ジャンの心中をおもんぱかってしまった。絵空事なのに。
シルヴィア・クリステルはオランダ・ユトレヒト出身。
１９５２年９月２８日生まれだから僕より１歳下。去年の１０月１７日に６０歳で亡くなっている。「さよならエマニエル」は彼女が２５歳のときの作品。
エマニエルは永遠に綺羅星である。美しさにしっとり感をそなえていたなあ。
