ある種の貝は、
体内に入り込んだ異物を
何重にも包み込んで
美しい真珠を生みだします。
わたしたちの心に入り込んだ
誰かの悪意や耳鳴りな言葉も、
忍耐や寛容、すべてをゆるす愛で
何重にも包み込むなら、
きっと美しく輝き始めるでしょう。
片柳弘史著 「こころの深呼吸 気づきと癒しの言葉366」より
ある種の貝は、
体内に入り込んだ異物を
何重にも包み込んで
美しい真珠を生みだします。
わたしたちの心に入り込んだ
誰かの悪意や耳鳴りな言葉も、
忍耐や寛容、すべてをゆるす愛で
何重にも包み込むなら、
きっと美しく輝き始めるでしょう。
片柳弘史著 「こころの深呼吸 気づきと癒しの言葉366」より
悩みを打ち明けられたとき、
相手を助けようと
あれこれアドバイスする必要はありません。
ただ、相手の苦しみを
自分のことのように受けとめればいいのです。
「苦しみを分かってもらえた」と感じるだけで、
その人の悩みは半分になるでしょう。
片柳弘史著 「こころの深呼吸 気づきと癒しの言葉366」より
大人になるとは、
成功と失敗を繰り返しながら、
自分に何ができて、何ができないのかを
知ってゆくということ。
喜びと苦しみの中で、
自分に与えられた役割を知ってゆくということ。
「身のほど知らず」の自分が、
少しずつ身のほどを知ってゆくということです。
片柳弘史著 「こころの深呼吸 気づきと癒しの言葉366」より
どんなに近くにいたとしても、
互いが自分のことしか考えないなら
心はバラバラ。
どんなに遠く離れていても、
わたしたちの心の中に相手がいて、
相手の心の中にわたしたちがいるなら、
わたしたちは一つです。
片柳弘史著 「こころの深呼吸 気づきと癒しの言葉366」より
事前に一声かければできることも、
その一声を省くとできなくなります。
大切なのは相手への尊敬。
相手の間違いを
ゆるせるほど寛大な人でも、
自分が無視されることだけは
ゆるせないのです。
片柳弘史著 「こころの深呼吸 気づきと癒しの言葉366」より
出会った相手の
よいところを見て学び、
自分の中に取り入れようとする人は、
どこまでも成長してゆきます。
悪いところ見て得意になり、
自分を省みない人は、
いつまでたっても
成長することがありません。
片柳弘史著 「こころの深呼吸 気づきと癒しの言葉366」より
どんなに自分を磨いても、
電球は自分だけで光ることができません。
つながって
電気が通ったときにこそ光るのです。
人間も同じ、
どんなに自分を磨いても、
自分だけが光ることができません。
人とつながり、
愛が通ったときにこそ輝くのです。
片柳弘史著 「こころの深呼吸 気づきと癒しの言葉366」より
絡んだ糸は、
心を落ち着けてからほどかないと、
ますますひどく絡んで
二度とほどけなくなります。
人間関係もそれと同じ。
口を開く前に、まず心を落ち着けましょう。
カッとなって言い返せば、
取り返しがつかなくなるかもしれません。
片柳弘史著 「こころの深呼吸 気づきと癒しの言葉366」より
一番腹が立つのは、
自分でも分かっているけれど、
決して認めたくない事実を指摘されたとき。
指摘した相手に腹を立てるより、
むしろ事実を認めることができない
未熟な自分に腹を立てましょう。
怒りを向ける相手を、
間違えてはいけません。
片柳弘史著 「こころの深呼吸 気づきと癒しの言葉366」より
仕事に自信が持てないことに、
不安を感じる必要はありません。
自信がないからこそ
丁寧に取り組み、
自信がないからこそ
仲間と協力できるのです。
むしろ、自信がないことに
自信を持ちましょう。
片柳弘史著 「こころの深呼吸 気づきと癒しの言葉366」より
感情に押し流されて、
つい「心にもないこと」を
言ってしまうわたしたち。
口に出す前に、
自分の心が本当に望んでいることは
何なのかを確認しましょう。
相手を傷つけてしまってからでは、
もう遅いのです。
片柳弘史著 「こころの深呼吸 気づきと癒しの言葉366」より