サラリーマン活力再生

対米追従の政治家・官邸・マスコミ等と闘う「民族派」「国益派」を応援し、「安心して暮らせる社会」を目指すブログ

178190 自衛隊機中国派遣中止を解読する

2008年06月02日 | アメリカ:闇の支配勢力と略奪闘争
178190 自衛隊機中国派遣中止を解読する
  猛獣王S ( 30代 営業 ) 08/06/02 PM08


『自衛隊機中国派遣中止を解読する』(田中宇の国際ニュース解説)より転載します。
(長文なので結論部のみ転載。全文通読推奨します)
----------------------------------------------------------------
 ~前略~

党内の反対を考えると、中国政府は、自衛隊機派遣の実行直前まで、日本側にも報道を控えてもらいたかったはずだ。しかし、日本政府中枢の誰かが情報を通信社に漏らし、話がまとまる前に大々的な報道がなされ、その結果、話が潰れてしまった。情報を流した人物は、話を潰す目的で漏洩した可能性が高い。

外務省の巧妙なところは、後日談が望まれる場面で「情報を漏らしたのは防衛省ですよ」などと、歪曲された情報をマスコミに流したり、マスコミが飛びつく「はしゃぎすぎた防衛省」という感じの起承転結を示唆したりして、リークを鵜呑みにするマスコミをうまく活用できる点だ。読者も、作られた後日談を事実だと信じる。事実っぽい物語を「創造」する手法は、米政界のユダヤ系(旧約聖書以来の歴史創造の技能集団)を中心とする戦略立案者たち(シンクタンクやジャーナリズム。ネオコン)から学んだ技術だろう。

▼長期戦略のない日本

共産党上層部の古参幹部たちも、あと何年かすれば、順番にあの世に旅立つ。「反日=愛国」の構造の維持を強く求める勢力は、しだいに減る。その一方で、アメリカの覇権の減退もおそらく進み、アジアの運営がアジア人自身に任されるようになる。その中心となる中国は、アジアにおける日本との協力関係を強化する必要が強まり、どこかの時点で反日感情の政治利用を放棄し、中国は、日本にとって今より近づきやすい国になっていくのではないかと私は予測している。

日本には「中国なんかと仲良くする必要はない」と豪語する人が多いが、この豪語は、アメリカの覇権が存在する限りにおいて可能なことだ。アメリカの覇権が崩れていきそうな今後は、豪語できなくなる。

日本人は、強がりを言えなくなって窮すると、一気に全面放棄し、転向して、正反対の土下座をする癖がある。1945年8月15日、鬼畜米英から対米従属に一夜で転向したのがその象徴だ。日本人には、長期戦略の立案・実行に必要な、粘りがない。英米やイスラエル、中国などは、いずれも国家としての長期的な分析と計画立案を行う習性を持っている。日本も、対米従属ができなくなる今後は、国際情勢を長期的視野で深く分析し始める必要がある。
----------------------------------------------------------------