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179576 アメリカがイランを攻撃したい本当の理由

2008年06月21日 | アメリカ:闇の支配勢力と略奪闘争
179576 アメリカがイランを攻撃したい本当の理由
  猛獣王S ( 30代 営業 ) 08/06/21 AM09


『イラン攻撃の準備をこっそりと・・・』(ロシア政治経済ジャーナル)より転載します。
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 ~前略~

▼なぜイランは敵視される?

アメリカがイランを攻撃したい表向きの理由。

これはイラクのときと同じです。

イランが「核兵器を開発している」というのです。

ところが、「イランは核兵器を開発していない」ことアメリカ自身がみと
めています。

<<イラン核>米が機密報告の一部公表 「脅威」を下方修正

07年12月4日11時34分配信 毎日新聞
【ワシントン笠原敏彦】マコネル米国家情報長官は3日、イラン核開発に関する最新の 機密報告書「国家情報評価」(NIE)の一部を公表し、イランが03年秋に核兵器開発計画を停止させたとの分析結果を明らかにした。>

これはつまり、アメリカ上層部も一枚岩ではないことを示している。

では一体何が問題なのか?

基本的にイラク問題と同じ。

1、イランは原油の決済通貨をドルからユーロ・円にかえてしまった。

<イラン、原油のドル建て決済を中止=通信社

07年12月10日9時31分配信 ロイター
[テヘラン 8日 ロイター] イラン学生通信(ISNA)は8日、ノザリ石油相の話として、同国が原油のドル建て決済を完全に中止した、と伝えた。>

数年前からRPEで警告していたように、現在ドル体制の崩壊がすすんでいます。

イランの動きがその一因であることは間違いありません。

アメリカがイランを放置すれば、他の中東産油国でつくる湾岸協力会議は、予定通り2010年に「湾岸共通通貨」を導入するでしょう。

すると、アメリカは事実上ドルで原油が買えなくなる。

こうなるともう、ソ連崩壊後のルーブルのごとく、ドルは紙切れになってしまう。

アメリカは、イランを叩きのめし原油の決済通貨をドルに戻させ、湾岸協力会議の「共通通貨導入」を阻止しなければならない。

2、イランには石油・ガスがたっぷりある

イランの原油埋蔵量は、世界5位とも2位ともいわれています。

天然ガスのほうはロシアについで2位。

イランは、資源分野でアメリカのライバル中国との関係を深めています。

3、悲惨なアメリカ経済

ブッシュは、二つの戦争でITバブル崩壊を乗り切りました。

しかし今再び、アメリカ経済は危機に陥っています。

日本で公共事業といえば道路・橋。

アメリカで公共事業といえば2次大戦以降、戦争なのです。

これが一番てっとりばやい。

さらにイラクと同じく

4、石油業界の利益
5、軍産複合体の利益
6、イスラエルの利益
7、キリスト教右派の利益

等々がある。

 ~後略~
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179575 アメリカがイラクを攻撃した本当の理由

2008年06月21日 | アメリカ:闇の支配勢力と略奪闘争
179575 アメリカがイラクを攻撃した本当の理由
  猛獣王S ( 30代 営業 ) 08/06/21 AM09


『イラン攻撃の準備をこっそりと・・・』(ロシア政治経済ジャーナル)より転載します。
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 ~前略~

▼インチキ・イラク戦争

さて、今までうざったいほど書いてきましたが、イラク戦争の根拠は全部「大ウソ」だったことが暴露されています。


<米上院報告書、イラク開戦前の機密情報を全面否定
【ワシントン=貞広貴志】米上院情報特別委員会は8日、イラク戦争の
開戦前に米政府が持っていたフセイン政権の大量破壊兵器計画や、国際
テロ組織アル・カーイダとの関係についての情報を検証した報告書を発
表した。>(読売新聞) -06年 9月9日」

<報告書は「フセイン政権が(アル・カーイダ指導者)ウサマ・ビンラー
ディンと関係を築こうとした証拠はない」と断定、大量破壊兵器計画
についても、少なくとも1996年以降、存在しなかったと結論付けた。>
(同上)

では本当の理由はなんだったのでしょうか?

これはいろいろあるのです。

1、ドル基軸通貨体制防衛

フセインは00年11月、原油の決済通貨をドルからユーロにかえてしまった。

06年4月17日付の毎日。

<イラクの旧フセイン政権は00年11月に石油取引をドルからユーロに転換した。国連の人道支援「石油と食料の交換」計画もユーロで実施された。米国は03年のイラク戦争後、石油取引をドルに戻した経過がある>

2、イラクの石油利権確保

アメリカの石油は枯渇しつつある。

それで、石油確保がアメリカの最重要課題。

しかし、イラクのフセインは、石油利権をロシア・中国・フランスに与えていた。

<「イラク開戦の動機は石油」=前FRB議長、回顧録で暴露
07年9月17日15時0分配信 時事通信
【ワシントン17日時事】18年間にわたって世界経済のかじ取りを担ったグリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長(81)が17日刊行の回顧録で、2003年春の米軍によるイラク開戦の動機は石油利権だったと暴露し、ブッシュ政権を慌てさせている。>

3、アメリカ経済はITバブル崩壊により危機に陥っていた

ブッシュパパも、経済がやばい時期にイラクを攻めました。

アメリカでは、00~01年にかけてITバブルが崩壊。

しかし、01年のアフガン戦争、03年のイラク戦争により好転し、以後サ
ブプライム問題が顕在化する07年まで好調でした。

これに、ブッシュ支持基盤の利益、つまり

4、石油業界の利益
5、軍産複合体の利益
6、イスラエルの利益
7、キリスト教右派の利益

等々が重なり、イラク戦争ははじまったのです。

 ~後略~
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