かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

飾り瓦 5

2011-02-15 13:56:09 | 風景
これを見つけた時は、ちょっと(いや ずいぶん)うれしかった。 



右手に打出の小槌、左肩に大きな袋をかけ、そしてトレードマークの大黒頭巾。
米俵に乗っかり、満面の笑顔である。

この地区は過疎化が進み、空き家が多くなり、そのうち取り壊されていく。
最近の家は、コンクリート・モルタルが多いので、屋根瓦の新築はなかなか少ない。
だから、この地区にはもう残っていないのだろうか、と思っていた大黒様。
生き残っておりました。
風雨に耐え、顔はあばたになってしまい、時には鳥のウンチで汚されることも。


それでも笑顔を絶やさない。
そして、屋根の反対側で背中が見えるお方は?





左脇に大きな鯛を抱えておる。
そう、恵比寿様だ。 
釣竿はよくわからんなあ。
草に絡まれてかわいそうになっているが、高い位置にあるため、私にはどうしようもない。



こちらもいい笑顔だ。
これが“えびす顔”か。

もともとは漁業の守護神であった恵比寿さま。
七福神のなかでも特に「恵比寿・大黒」と並び称されるように、恵比寿は日本の福の神の代表格であり、商売を繁盛させて富と幸福をもたらしてくれると信じられている。
一方、大黒さまは、五穀豊穣の神であり、商売繁盛の福の神でもある。
このお宅は、かつては何か商売をなさっていたのだろうか?
残念ながら、今は荒れた廃屋となっている。



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