かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

つわぶきの花が咲いたよ

2007-11-15 14:42:33 | 草花・樹木

 我が家の庭に、つわぶきの花が咲いた。咲き始めた頃は特に気にも留めていなかったが、そのあざやかな黄色で、寂しかった庭の一角がにわかに華やいだ感じがする。 

このつわぶきは、石と石の間の隙間などに窮屈そうに生えており、なぜもっと楽な平坦なところに生えないのだろうかと思う。山でもたいてい、条件の悪そうな場所に生えている。あまり日当たりの良いところを好まないようだが、つわぶきの葉は濃い緑で、太陽に照らされつやつや光る。春には、新たに出た葉が開く前に茎を摘み取り、葉は捨てて、茎を食用にする。煮物や炒め物、そして粕漬け、味噌漬けなども美味しい。葉も薬用になると聞く。

ところが、私が茎だと思っていた部分は、実は葉の一部で、葉柄(ようへい)というのだそうだ。確かに茎にしては、1枚の葉しかついていないので変だ。葉柄とは、葉の一部で、葉と茎をつなぐ通路なのだそうだ。そして、茎と葉柄は形も違っていて、茎には表と裏の区別はないが、葉に表裏があるように葉柄にも表と裏があるとのこと。確かに、葉のついた茎もどき(葉柄)には、縦にすじ状のくぼみがある。すると、花が咲いた部分の棒状のものが茎なのだろうか?これには縦のくぼみは見当たらず、1cmほどの小さな葉のようなものがある部分から枝分かれして、その先に花がついている。うーん。そんなことを考えながら、つわぶきを見ていると、どうもこいつは変な植物に思えてきた。そもそも、1枚ずつの葉をつけた葉柄が地中まで伸びており、花をつけた柄(茎?)も別途地中まで伸びている。 

試しに1箇所掘ってみることにした。すると、花をつけている柄は、葉だけの葉柄と葉柄の間から枝分かれしたように伸びている。しかし、葉柄の付け根には、「托葉」と呼ばれる小さな葉があるそうなのだが、それが見当たらない。そして、葉柄の下には、表面がひだひだのようになった球根のようなものが2つ3つ現れた。地下茎なのだろうか?「鱗茎」というのがあるそうだが、それに相当するのだろうか。つわぶきは、キク科だそうで、葉はフキに似ているが、たしかに花はキクに似ている。しかし、キク科の植物で地下茎を持つものがあるのだろうか?それにしても、地中から水分を吸い上げ、葉で光合成を行い、生成された栄養分は葉柄を通って地下までいき、そして枝分かれした柄を通って再び上昇して花に栄養分を与える。なぜ、こんな面倒くさい構造になったのだろう。わからないことだらけだ。そもそも私は植物の基本がわかっていない。近くに図書館があれば調べに行くところだが・・・。インターネット検索してみてもよくわからない。

ご存知の方、教えていただければ幸いです。



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