
ローマで「女体盛り」騒動 日本料理店、全国紙に登場
ローマ市内に、横たわった裸の人の上にすしを盛りつける「ボディー・スシ」を売りものにする日本料理店が現れた。イタリア紙は日本の食文化であるかのように紹介しており、在イタリア日本大使館が「日本の伝統というのは商売目的ででっちあげられた迷信だ」と抗議の書簡を送る事態になっている。
ローマ中心部のこの店の前には「ボディー・スシ」「ローマ初」と書かれた写真入りの看板。ホームページにもローマ字で「NYOTAIMORI」(女体盛り)とあり、「男性か女性のモデルの上に盛る」としている。
料金は、横たわるモデルの代金199ユーロ(約2万円)に加え、客1人59ユーロ(約6千円)。モデルの性別で値段の違いはない。
経営者の香港出身の中国人女性は、朝日新聞の電話取材に、誕生日会や企業のイベントなど宴会用に提供しているとし、「何も悪いことはしていない」と今後も続ける姿勢を示した。
経営者によると、開業したのは2008年11月。すし職人2人は日本人だといい、「ボディー・スシ」は昨年から始めた。「ローマではあまり知られていないので、イタリア人客が数回注文しただけ」といい、日本人客はいないという。
この店について、イタリアの全国紙コリエレ・デラ・セラが7月、「日本の流行ニョタイモリ、ローマ上陸」「お触り禁止」などと取り上げた。「新しいすしのスタイル。ニューヨークやロンドンなど世界の主要都市にも広まっている」という店側のコメントも記されていた。
日本大使館は同紙への抗議書簡で「女体盛りは日本の食文化や習慣とは関係がない。日本の一般市民からみれば常識から逸脱している」としている。(ローマ=石田博士)
こんなのは古今東西、昔から行われていることだ。
今回はイタリアで騒がれたようだが、昔のローマの貴族たちの「爛れた日常」を描いた映画なんかでも出てきたし、中国の宮廷モノにもあった。
日本でも、温泉旅館やショーパブのひとつの出し物のような感じで、ポルノ映画なんかでも見たことがある。
多様な性的興奮のひとつである。
女性蔑視などとの声もあがるだろうが、ホストクラブのお遊びや、ゲイのショーパブで「男体盛り」 だって、想像はしたくないが、ひそかにやられていたっておかしくは無い。
食べ物に対する冒涜だという非難もおこるだろうが、宴会の席での食べ物の食い散らかしとたいして異なるわけではない。
日本では、過去に同志社学園祭での「女体盛り」事件や、北海道旭川JCの会合での「女体盛り」事件がおこったらしい。
海外では、「NYOTAIMORI」というのは、そういう言葉として認知されてもいるらしい。
それを日本の「文化」だなどと強弁するつもりはまったくないが、こんなことに騒ぐ方がどうかしている。
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