緑青色の目／ピーター・オトゥール（俳優）／81歳

「アラビアのロレンス」ピーター・オトゥール氏死去　８１歳

スポニチアネックス 12月16日(月)6時4分配信

　「アラビアのロレンス」などで知られるアイルランド出身の俳優ピーター・オトゥール氏が１４日死去した。代理人が、オトゥール氏は体調を崩しロンドン市内にある入院先の病院で死去したと明らかにしたもの。８１歳だった。

　オトゥール氏は６０年に映画デビュー。６２年に「アラビアのロレンス」で主役に抜てきされ、アカデミー主演男優賞候補にもなった。その後も合計８度のアカデミー賞候補となったが、１度も受賞しておらず、２００３年に名誉賞を受賞。１２年には俳優引退を発表していた。

『アラビアのロレンス』の日本公開は1962年であったが、僕が見たのは68年ぐらいであっただろうと思う。
高校1年生ぐらいだったと記憶している。
お話自体も面白かったのだが、当時びっくりしたことがふたつある。

ひとつはとても上映時間が長かったことだ。記録を見ると227分。ある意味で映画二つ分以上だ。
もちろん、途中で黒幕の休憩があった。
もうひとつは、ピーター・オトゥールを見て、その緑青色の目が、とても神秘的に思えたことだ。
これは、その後も、彼の出演作品を見る度に思うことなのだが。

8回もアカデミー賞主演候補にノミネートされながら、受賞していない。
しかし、僕にとってはイギリス人俳優でやはりまっさきに頭に浮かべるのは、この人なのである・・・合掌！