サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

結婚式場放火(究極のモラトリアム男度80点)

2009年03月12日 | それでも世界は回る

結婚式場放火の男に実刑 「時間稼ぎの放火、短絡的」



2009年3月12日12時42分


 昨年10月、自分が交際相手と結婚式を挙げる予定だったホテルに放火したとして、現住建造物等放火と建造物侵入の罪に問われた無職河田達彦被告(40)=山梨県昭和町築地新居=に対し、甲府地裁(渡辺康裁判長)は12日、懲役5年(求刑懲役6年)の判決を言い渡した。



 河田被告は94年に結婚したにもかかわらず、職場の同僚女性に「妻とは離婚した」とうそをついて交際し、07年10月に「1年後に結婚しよう」とプロポーズしていた。判決は「妻と交際相手のどちらかを選ぶ結論を出すための時間を稼ぐために放火したもので、身勝手で短絡的な犯行」と指摘した。


 判決によると、河田被告は昨年10月25日午前2時20分ごろ、同県北杜市小淵沢町のホテル「リゾナーレ」に侵入し、従業員通路にガソリン約7リットルをまいて、ライターで火をつけ、床や壁など約8平方メートルを焼いた。

この40歳男は、「身勝手』で「短絡的』でどうしようもないかもしれないが、なんか興味がある。
不倫交際というのかどうか、こんなカップルは世の中にはゴマンといる。
まあ、適当にかいくぐれば、なんということもないのだが、AかBかどちらを選択するか、迫られて、パニックに陥るなんてこともよくよくある話だ。
週刊誌ネタになるのは、交際(痴情)のもつれから、相手を殺傷するというものだ。
もう少し、文学的な行動に出れば、道行の旅に出るということもあるかもしれないし、気が弱ければ圧迫に耐えかねて失踪してしまうということもよく聞く話だ。
まあ、火をつけられた結婚式場には大迷惑な話なのだが、究極のモラトリアムのように「なかったこと」にしてしまおうということか、あるいは悩みの中で憎悪が結婚式場という対象に転化してしまい、パーッと燃やしてしまえ!と居直ったのか、そのへんはよくわからないが、なんとなく、同情したくなるようなお話だ。


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1 コメント

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Unknown (名古屋の結婚式場)
2009-04-20 01:57:22
はじめまして。
検索エンジンで調べてたら、
こちらにたどり着きました。

怖いお話ですね。。。
またお邪魔します。
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