サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

白洲直哉(都知事選出馬が噂される御仁の究極の七光り度80点)

2012年10月29日 | それでも世界は回る

都知事選、白洲次郎氏の孫、出馬の方向

2012.10.29 00:34 東京都知事選

 石原慎太郎東京都知事の辞職に伴う都知事選に、吉田茂元首相の側近として知られる白洲次郎氏の孫で文筆家の白洲信哉氏(46)が出馬の方向であることが28日、関係者の話で分かった。

 白洲氏は25日、「健全なる保守主義」を基盤とした政界再編の後押しを目的とした政策勉強会「日本の選択」を設立し、代表に就任していた。

 同勉強会は脳科学者の茂木健一郎氏が共同代表を務め、弁護士や若手経営者ら約20人が名を連ねている。徳川宗家19代目で政治・経済評論家の徳川家広氏、三菱財閥を創始した岩崎弥太郎の玄孫の木内孝胤衆院議員らもメンバーで、白洲氏が都知事選に出馬した場合、支援に回るとみられる。

 白洲氏は昭和40年、東京都生まれ。母方の祖父は、文芸評論家の小林秀雄氏。細川護煕元首相の公設秘書を務めた経験がある。

石原慎太郎の都知事任期投げ出し、国政進出に関して、ご本人は「齢80歳にして最後のご奉公」と言ってるが、目立ちたがり屋で息子たちを盲愛する男の、タイミングを考えた計算された自己演出にすぎない。
田中真紀子が久しぶりに「暴走老人」というキャッチフレーズをつけテレビに出てきたが、「暴走」ではなく「計算づく」である。
真紀子自身は、そのうち文部科学省大臣として、「暴走」するのは目に見えている。 

さて、都知事選も賑やかになりそうだ。
赤提灯の話題にはなりそうだが、どうせなら石原と対極の政策を持つ人間がいいと思う。
官僚機構をぶっつぶせはいいと思うが、石原は中央官僚とは一部と自論で衝突してはいるが、官僚にとっては神輿にしやすい人物でもあったろうと思う。

白州信哉は若いが、とてもいいフェイスをしている。
橋本大阪市長が神経質になる「血統」も、申し分ないところもある。
それほどテレビに出演していないので、お茶の間の知名度は低いかもしれないが、いい選挙参謀がつけば、細川のお殿様のようなブームになるかもしれない。

2011年に世田谷美術館25周年と白洲正子生誕100年を期して、「神と仏 自然への祈り 白洲正子展が開催された。
とてもいい構成の丁寧につくられた展示であったが、その監修をしていたのが白洲信哉である。
正子の次男兼正と小林秀雄の娘明子の子どもであり、細川首相の公設秘書もしていた。
現在は日本文化のプロデューサーということで、祖母正子にかかわる著作や監修本を何冊も出している。
一族の七光りに包まれたお金持ちのお坊ちゃんじゃないかと言ってしまえばそれまでだが、二世、三世、四世が跋扈する政界に較べれば、どうせならここまで七光りの方が気持ちがいいかもしれない。

本人はツイッターで出馬を否定しているようだが、個人的には猪瀬や蓮舫や東国原よりは、なんとなく政策を聞いてみたいという野次馬気分がつのる。

 

 
 

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