サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

おぬしやるのお/長門勇(俳優)/81歳

2013年06月05日 | 毎日がメメント・モリ

長門勇さん死去 81歳 「三匹の侍」などに出演の名脇役

スポニチアネックス 6月5日(水)17時51分配信

 

 テレビや映画の名脇役として活躍した俳優の長門勇(ながと・いさむ、本名 平賀湧)さんが、4日、老衰のため神奈川県内の病院で死去した。81歳だった。

 長門さんは1932年生まれ、岡山県倉敷市出身。48年、高尾光子劇団に入団後、浅草・小劇場などで活躍した。テレビドラマでは「三匹の侍」や金田一耕助シリーズなどに出演。NHK大河ドラマ「風と雲と虹と」では、平将門の伯父・良兼を演じるなど、名脇役として知られた。

 コメディー現代劇「スチャラカ社員」で演じた部長役では、岡山弁の「おえりゃあせんのう」が流行語になった。

長門勇さんほど名脇役という言葉がピッタリする人はいなかった。
僕たちが小学校の時から、「スチャラカ社員」で「おえりゃあせんのう」という岡山弁は、わからないままに教室をしばらく支配した。
彼が、お得意の「時代劇」で槍を構えながら、「おぬしやるのお」などというのも好きだった。
横溝正史のドラマシリーズの刑事役もお決まりで安定していた。
大好きな「夢千代日記」では、ヒューマンな演技が印象に残っている。

なにをやらしても、主役を食うことはなく、だけど存在感は抜群だった。
コメディアンからスタートし、その芸域を広げてきて、「三匹の侍」でも重要な役どころだった。
「善」も「悪」も演じ分けられ、喜怒哀楽を抑えながらあるいは凄みを効かせながら、演じられる人だった・・・合掌!
 


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