サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

ニート株式会社(全員取締役という破天荒さにも期待度80点)

2013年09月06日 | それでも世界は回る

ニートだけで作られた「ニート株式会社」 六大学卒はザラ、TOEIC990点のニートも

1 名前: フェイスロック(岡山県):2013/09/01(日) 10:03:54.74 ID:l5wRWs9e0

全員が取締役 “ニート株式会社”の実力

ニートの息子を抱える親にとっては気になるニュースだ。中小企業をサポートするNPO法人「ヒトコトネット」が、新事業としてニートだけを集めて株式会社を設立しようとしているのだ。集まったのは北海道から沖縄まで、約340人。全員が取締役になり、年内の法人登記を目指すという。「どうせダメだろう」という声ばかりだが、この試み、あながち無視できない。

<六大学卒はザラ、司法書士や会計士も…>
今後、ゲームや映像コンテンツの制作など、いくつかの事業に絞る。メンバーは各自の希望で、
いずれかに関わる。1日何時間働くか。報酬はどれくらい欲しいか。その待遇は、事業ごとに
一人一人異なる。NPOは事業ごとに、収益の数%を受け取る。いわゆる事業部制のイメージ。
そうなると、法務や経理など裏方も必要だろう。

「集まったメンバーには司法書士や会計士などの資格を持った人もいて、彼らが法務や経理を
希望しているので大丈夫」

意外なことだが、この集団、大卒だと六大学はザラで、理系なら修士課程修了が多い。 
TOEIC990点や学芸員、美容師、小型船舶1級取得者もいて、人材が豊富だ。
彼らのやる気を引き出すコツが、自分たちで動きやすい会社の仕組みづくり。法人登記上の
住所は必要だが、全員が集まる事務所は持たず、仕事はネットで完結させるのが基本だから、
固定費はほとんどかけない。

「価値観の違いなどで離れるメンバーもいるでしょうから、最終的には100~150人になるでしょう。
彼らが負担可能な金額、ま、少なくとも1000円前後を出資し、全員が取締役になる。パワーバランス
が崩れるので、メンバー以外の出資者は募りません」

やってみないと分からないが、面白そうだ。

http://netallica.yahoo.co.jp/news/20130831-00000002-a_aaac

とにかくやってみないとわかんないし、こういう動きはドンドン出てきてほしい。
僕も理事をしているあるNPOは、ニート対策を現場でやっておられる方たちの、情報ネートワークを目指して設立されたものだ。
現場の方に「ニート」についてお伺いすると、この記事にあるように、その潜在能力はさまざまである。
でも、その地域ごとの活動については頭が下がる思いはするが、ほとんどは厚生労働省の予算の一部を受託してぎりぎりのところで支援のネットワークを引いている。

今回のNPOの提起は、ニートそのものを全員役員で会社にしてしまおうというもの。
最終、何人残るかどうかわからないが、モデルができれば面白い。
つまり、ネット上での仕事のシェアリングなどが「事務所」も持たずに自然にワークとしてシェアされる。
実際に、相談事や地域での集まりは、従来型の支援装置がやっていけばいい。
つまり、支援装置がビジネス構造を用意することは、現実的にはほとんど無理なわけだから、そこは当事者(ニート)そのものの発案に任せていくと言うことだ。

注視したい、と思う。 

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