
「勝手に社長車購入」社長解任 映画などに投資のJDC
一般企業として初めて信託業に参入したジャパン・デジタル・コンテンツ(JDC)信託(東証マザーズ上場)は2日、平田充社長(62)を解任したと発表した。1日深夜の取締役会に解任の緊急動議が出された。「09年3月期まで5期連続の純損失なのに、取締役会決議を経ずに870万円で中古のレクサスを社長車として買った」(同社)ことなどが理由という。
同社は98年、旧通商産業省の研究会を母体に設立され、05年に信託業に参入。映画、アニメ、ゲームなどのコンテンツ制作会社に投資している。しかし昨年、幹部が投資家からの出資金約8800万円を横領する事件が発覚。今年も別の不正取引が見つかり、過去の決算を訂正した。3月に経営陣を刷新し、日本生命保険出身の平田氏を社長に迎えたばかりだった。
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このJDCもそうなのだが、振興市場で問題含みの会社はゴマンとある。
JDCもこの間いくつかの「事件」でお騒がせしたところなのだが、再建には資金が必要であり、増資などに応じる資金サイトとの交渉が重要である。
資金サイトにも、いろいろあって、業務提携の一手段とするところ、M&Aの一部と考えているところ、株価上昇に向けての再構築(目標値に達すれば売り抜ける)をメインとするところ、仕手筋Gで構成しているものなどなど。
そして新しい役員は、資金サイトやマジョリティグループの要請ですげ替えられることになる。
日生出身の平田氏も、あるグループの意向をうけての代表就任にすぎない。
今回の代表解任劇では、「なぜ、俺が・・・」と三越の岡田氏のような抗議があったと関係者からは聞いている。
日生時代の評判に関しても、巷ではいろんな噂が飛んでいる。
図に乗って、債務超過段階の会社で、レクサスなどを購入する馬鹿である。
もともと、JDCの役割は、知財をもとにした人やPJにつける資金プロデュースのために通産省主導の研究会から始まり、起業し、上場した会社である。
また、2005年には、改正信託法のなかで、信託免許も交付されている。
マルチメディア、デジタルコンテンツのマーケット拡大のなかで、とても重要な役割が期待される会社である。
新経営陣のもと、ぜひとも再建に道筋をつけてもらいたい。
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