サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

世界の身体/マルセル・マルソー(パントマイマー)/84歳

2007年09月26日 | 毎日がメメント・モリ

マルセル・マルソー氏死去=パントマイムの「神様」


9月23日22時0分配信 時事通信




 【パリ23日時事】せりふを言わず身ぶりだけで表現する演劇、パントマイムを世界的に普及させたフランスの俳優マルセル・マルソー氏が22日夜、死去した。84歳だった。亡くなった場所や死因は明らかにされていない。
 仏北東部のストラスブール生まれ。ユダヤ系で、父は第2次大戦中、ナチス・ドイツに連行され、アウシュビッツ強制収容所で殺された。自身も本名を変えて南仏へ逃れ、対独抵抗運動(レジスタンス)に加わった。
 少年時代からチャールズ・チャプリンなどの無声映画のファンで、パントマイムの名優エティエンヌ・ドクルーに師事。1947年、白塗りで花を付けた帽子をかぶり、哀愁に満ちた表情の「ビップ」というキャラクターをパリの劇場で演じて一躍名声を博した。
 面白く分かりやすい演技で「パントマイムの神様」と呼ばれ、55年以後、日本でもたびたび公演を行った。日本の能の動きを演技に取り入れたことでも知られる。 



最終更新:9月23日22時0分



時事通信 

やはり、チャップリンの影響が大きいんでしょうけどね、モダンなパントマイムの基礎をつくったのは、この人でした。
世界中で、影響を受けた、パントマイマーが出現し、またその人たちが、マイムだけではなく、いろんな芸術活動の枠を広げたようなところがあります。

日本では、ヨネヤマママコさんが、マルソー氏の精神を受け継いだようなところがあるんじゃないかと思います。

20代のとき、ヨネヤマママコさんにインタヴューさせていただく機会を得て、とても丁寧な受け答えを若僧相手にしていただいて、とても感激した記憶があります。その優しい受け答えとは別に、とても純真で強い意思を感じました。「ああ、この人は決して、自分と妥協しない人だな」と思わせられました。
その後、何度か舞台を見させていただいたり、マルソーの映像をみたりしながら、パントマイムは舞踏にも通じますが、世界共通の身体言語だなという思いを深めました・・・合掌!


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