
津島恵子さん死去=女優、「ひめゆりの塔」「七人の侍」
時事通信 8月3日(金)21時13分配信
映画「ひめゆりの塔」「七人の侍」で知られる女優の津島恵子(つしま・けいこ、本名森直子=もり・なおこ)さんが1日午前10時20分、胃がんのため東京都中央区の病院で死去した。86歳だった。長崎県出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は夫森伊千雄(もり・いちお)さん。
1947年、「安城家の舞踏会」でデビュー。正統派の和風女優として売り出し、松竹の「大船調メロドラマ」の一翼を担った。小津安二郎監督の「お茶漬の味」に出演した後、松竹在籍中の53年に東映の「ひめゆりの塔」(今井正監督)でひめゆり部隊を率いる教師を演じ、注目された。その後フリーに転じ、幅広いジャンルで活躍した。
テレビドラマにも進出し、「おれは男だ! 」やNHK大河ドラマ「山河燃ゆ」、同連続テレビ小説「さくら」などに出演、優しい母親や祖母役などで親しまれた。
テレビドラマでは、いつも気品のある母親や祖母役で多く出演していた津島恵子さんだが、やはり戦後日本の映画女優のひとりとして、重要な人だった。
デヴューはたまたま舞踏の教師としてスタジオにいたのを、スカウトされたというものだが、正統派美人女優として一時期はNO.1の人気になったこともあるらしい。
一般的には『ひめゆりの塔』の教師役、『七人の侍』の男装の娘役が有名だが、両方とも僕の生まれた頃の制作年度だ。
もちろん、後年何度も見直した映画なのだが、津島恵子はやはり魅力的だ。
多くの監督をひきつけた彼女は、どこかお嬢様の感じがする育ちのよさが感じられた・・・合掌!
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