サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

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mini review 06166「紙屋悦子の青春」★★★★★★★☆☆☆

2006年08月16日 | 座布団シネマ:か行

『美しい夏キリシマ』『父と暮らせば』などで知られる黒木和雄監督の遺作となる人間ドラマ。現代演劇の旗手・松田正隆の同名戯曲を原作に戦争に引き裂かれる恋と、庶民の日常を淡々と描く。主演は『サヨナラCOLOR』の原田知世。共演の永瀬正敏、松岡俊介、小林薫、本上まなみらが戦時下の青春、庶民の心情を体現する。食卓での団欒(だんらん)や夫婦げんか、お見合いの不器用な会話など何気ない日常描写を通し、戦争の不条理、無意味さを訴えかける。[もっと詳しく]

蒸し暑い終戦記念日。どうしてもこの日に観たい遺作だった。

 8月15日終戦記念日。岩波ホール。
2006年4月12日、脳梗塞のため死去した
黒木和雄監督の遺作。
朝から、小泉首相の靖国参拝で、世の中は騒いでいる。賛成も、反対も、識者や政治家の発言も、僕には、蜃気楼のように映っている。
またも発生した台風のせいで、小雨がぱらつき、いつも以上に蒸し暑い。
僕は、この日に、どうしても、「
紙屋悦子の青春」を、観たかったのだ。
場内は、満杯だった。
ぎりぎりに駆け込んだ僕の指定された場所は、正面最前列のその前に並べられた補助椅子だった。そして僕は、まさに「かぶりつき」で、この作品と向き合うことになったのだ。

 

黒木和雄。1930年生まれ。僕より、二廻り先輩にあたる。
終戦を10代半ばで迎えた黒木和雄は、戦争によって亡くなった僕の叔父とほぼ同世代となる。
お会いした事はないが、いくつかの縁を感じる人であった。
生まれたのは三重県松阪市。5歳の時、満州に移り、宮崎県えびの市に戻る。小林市の中学校で、終戦を迎える。
僕も、伊勢・松阪で育ち、連れ合いの郷里は、えびの市、小林市である。

1954年から
岩波映画製作所で、ドキュメントをとる。1966年にフリーにそして1966年に「とべない沈黙」で劇映画デビュー。1970年代のATGを代表する監督として、「日本の悪霊」(70年)「竜馬暗殺」(74年)「祭りの準備」(75年)などの作品を撮った。
そのあたりの作品群は、僕は大学時代に、京都のATG作品を上映していたハコで見ている。
1970年代の最後に、僕は東京に出てきてPR関係の仕事に就いたが、映像関係の仕事でお世話になったのは、元岩波映画の人たちであった。記録映画というものについて、会社の命題とスポンサードの制約について、表現技術について、毎日のように「新宿ゴールデン街」に連れて行かれて、酒の相手をさせられた。
そのとき、岩波映画にはかつてすごい奴がいたんだといって、教えられたのが、若き日の黒木和雄であった。

 

一時期、体調を崩されたりしてメガホンを取ることから遠ざかったこともあったが、さらに突出した黒木作品として提出されたのが、のちに戦争レクイエム三部作とされる「
TOMORROW/明日」(88年)、「美しい夏キリシマ」(03年)、「父と暮せば」(04年)であり、その間にはこれも名作である「浪人街」(90年)、「スリ」(00年)といった印象深い作品を残している。
黒木監督の戦争レクイエム三部作は、終戦直前、米軍機の集中爆撃で校庭で親友が撃たれ、彼を助けられなかった負い目に向き合うことから、作品が立ち上がっている。
「父と暮せば」で広島原爆に遭い亡霊で出てくる父と、「自分だけ生き残ってしまった」と罪の意識を拭いきれない娘との対置も、親友と自分を置き換えたものだとも連想されるのだ。



「紙屋悦子の青春」は、戦争レクイエム三部作を経て、ようやく、黒木監督がみずからの原罪意識を後方に押さえ、戦争末期の地方の小都市のどこにでもある家族、その温かさと切なさを、淡々と描いた傑作となった。
鹿児島県米ノ津町の紙屋家という普通の民家が舞台。
ここには、技術者の紙屋安忠(
小林薫)とその妻ふさ(本上まなみ)と、安忠の妹で、ふさの女学校の同級生でもあった悦子(原田知世)が、つつましく仲睦まじく生きている。

ある日、安忠は、悦子に縁談を持ってくる。学校の後輩で、近くの航空隊に海軍士官として勤務している明石少尉(
松岡俊介)が、同僚の整備班である永与少尉(永瀬正敏)を、見合相手として連れてくるというのだ。
悦子は明石には好意を寄せていたが、永与は記憶にない。明石は特攻を志願しており、悦子に、少しでも生き残る確率の高い自分の親友と、添い遂げてもらいたかったのだ。
悦子は朴訥で誠実な永与に好感を持つが、後日、明石が特攻で旅立つ別れに来たときは、見送ったあと、いつも感情を抑えてきた悦子が、はじめて身体を震わせて号泣する。
そして、明石の死の報告と悦子宛ての遺書を永与から渡された悦子は、哀しみを堪えて、永与と添い遂げることを約束する。



井上ひさしの戯曲である「父と暮せば」を、ほとんど父娘の焼け残った家のセットだけで、しかも、本来の二人芝居劇のセリフをほぼそのまま映画に持ち込むという異例の制作方法で僕たちを驚かせた黒木監督。
本作でも、セットで造られたつつましやかな民家のセットと桜の木を配した玄関に続く庭だけで、撮影をし終えた。
それ以外は、初老になった悦子と永与が、病院の屋上で、回想するシーンだけである。
この夫婦の子供にあたる
松田正隆自身が、1992年の冬に戯曲を書き上げ、自らの劇団で上演した作品を原作としている。黒木和雄はその公演を観て感銘を受け、「美しい夏キリシマ」のシナリオにも、松田に参加を要請している。



それぞれの戯曲の性格の違いであるが、「父と暮せば」はまことに饒舌な語りの劇であった。
しかし、「紙屋悦子の青春」は、ほとんど静寂であり、ただ、兄夫婦と悦子のそれぞれが戦争の影を背負いながらも日常のユーモラスで相手を気遣った普通の会話、そして見合いに訪れた明石と永与が、悦子の前で醸し出す、ぎくしゃくとした最低限の会話で成立している。
けれども、この兄妹の両親は、東京で空襲に巻き込まれて亡くなっている。明石はさまざまな未練を振り捨てて、特攻に旅立つ。永与はそんな親友の分まで、悦子を護っていこうとする。

出演者は他にいない。戦争や空襲や飛行隊のシーンが挿入されるわけでもない。家での撮影シーンも、ほとんどは、兄夫婦と悦子の夕餉の会話と、見合いシーンで、おはぎと「上等」の静岡茶を前にした会話だけである。
病院の屋上のシーンでも、「寒うなかですか」「うん」と相手をきづかったり、「点滴の時間じゃなかったでしょうか」「良か」と夕焼けに赤く染まるビルを名残り惜しそうに見ていたり、「なして死にきれんやったとやろか」「よかですたい。生きとる方が・・・死んだら何もならんですばい」と呟くように回想したり、老夫婦が静かに正面を向いて、相槌を打ち合いながら、囁いているだけである。

 

けれども、たったこの数人の静かな会話や、きちんとしたたたずまいの中に、当時の戦争を体験した無数の同年代の息遣いのようなものが、重なって視えるのである。
こんな、静謐な時間の流れが、こんな伏目がちな視線のやりとりが、優しく相手を気遣うこころねが、あったのだ。
ラジオの音も聴こえない。庭の桜の木が、満開になり、散っていく。風に落ち葉がひらめき、吹き寄せられている。ときおり、鳥の声が聞こえた気がする。
そんな、静寂の中で、ときおり、聞こえるはずのない、海のうねり、波の打ち寄せる音が、たしかに聴こえてくる。
あれは、戦争で死んでいった人々の無念だろうか。それとも、重苦しい日々を、いっとき忘れさせてくれる贈り物だろうか。



病院の屋上で、そして昭和20年のある春の日、悦子と永与は、耳を澄まして、波の音を聴く。そして、エンディング・・・。
最前列で目が痛くなったのか、波の音を耳をそばだてるふたりに胸が詰まったのか、僕は、目を拭う。
そのとき、館内の中央の席あたりから、突然拍手があり、二度三度、男の人のスクリーンに向けた叫びが聞こえた。



「良かった、良かったぞ!」 。
おそらく、黒木和雄の所縁の人であろう。
この日を選んで、超満員の岩波ホールに、駆けつけた人であろう。ご葬儀にも、立ち寄られた人かもしれない。
背中越しに響き渡るその声に、また、僕はしばらく、席をたつことが出来なかった。
「ヨーイ、スターーーァット!」
ルポルータージュで観た、黒木監督の独特の掛け声が、たしかに、キコエテキタ。

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TBありがとうございました。 (ゴトウ)
2006-08-16 20:06:13
TBどうもありがとうございました。

イナカ者のためまだこの映画は観ていませんが、9月に発売予定のDVDを予約しました。

NHK教育の紹介番組の中で、黒木監督が同志社大学で「自由」とは何かを恩師から叩き込まれた、というお話を聞きました。いつまでも私たちが自由でいられるために、この映画を多くの方に観てもらいたいですね。
ゴトウさん (kimion20002000)
2006-08-16 21:41:17
コメントありがとう。

先日のNHK教育の黒木監督の追悼番組は、とてもよかったですね。とくに、撮影風景が興味深かった。じっと観察しているけど、あれこれ、演技指導しない監督さんなんですね。やはり、記録映画出身の監督さんだな、と思いました。
8月15日 (butler)
2006-08-17 11:31:11
僕もこの日の第一回目の上映に飛び込み、前方通路の補助席で観賞しました。

この日は、岩波ホールか銀座シネパトスの『太陽』かで迷いましたが、終映後に九段下方面へ歩いて周辺の喧騒を見るに付け、良い映画を観たとの思いを新たにしました。

先の戦争とはいったい何だったのか、僕たち日本人が曖昧にしてきたツケが今頃悪い形で噴出してるように思います。

ヤスクニという呪縛を考えさせる、静かですが力強い映画だったと思います。
butlerさん (kimion20002000)
2006-08-17 11:52:24
コメントありがとう。

僕は、4時20分の部でした。

朝から、満員御礼だったんですね。
TBありがとうございました。 (キッド)
2006-08-17 12:44:13
どちらかといえば批判的な記事で

お目を汚し申し訳ありません。

もちろん、ほぼ同世代の

映画少年としてある程度のご理解は

いただけるものと勝手に了解しております。

残暑厳しい今日。

ご自愛くださいませ。
TBありがとうございます。 (アカショウビン)
2006-08-17 22:15:16
 池袋の新文芸座で黒木監督の追悼特集をやっているので未見の「美しい夏キリシマ」を見に行こうと思います。

 私が最初に出会った黒木作品は「祭りの準備」でした。これは面白かった。以来黒木和雄の名前は強く脳裏にインプットされたのでした。それが晩年に至る作風の変貌には驚きました。しかしその変化は一人の映画作家の瞠目する成熟を感じます。
美しい映画 (マダム・クニコ)
2006-08-17 22:57:26
淡々と描いているがゆえに、心に浸みてくるもの・・・・・・。

声高ではないからこそ、訴えるものが響いてくる。

あらゆる意味で美しい映画でした。



コメントに感謝!

原作に忠実だったんですね。

納得です。
コメント多謝 (kimion20002000)
2006-08-18 01:17:01
>キッドさん



いやいや。8.16のblogも、おもしろく読ませていただきました。



>アカショウビンさん



ああ、「祭りの準備」も気合の入った映画でしたね。晩年とは、ちょっと、作風は違いますけどね。



>マダム・クニコさん



晩年の黒木監督は、セリフを原作や脚本家に委ねきって、まさに、その戯曲(シナリオ)の土俵で勝負していますね。しかし、映画は、やはり、黒木監督のものになっている!
遅くなりましたが (栃麺坊)
2006-08-18 17:16:07
TBありがとうございました。

『紙屋悦子の青春』

私が住んでいる所でも9月に上映されます。

必ず見に行こうと思っています。
栃麺坊さん (kimion20002000)
2006-08-18 18:43:04
コメントありがとう。

僕は、いつも「座布団シネマ」だから、まあ、半年遅れぐらいで、blogしてみたりするんだけど、この映画は、珍しく、封切直後に、blogしてみました。

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