コピーライターが、現代思想とフェミニズムの視点で分析する、ひと味違う映画評。ネタバレ注意!
マダム・クニコの映画解体新書
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2011年 劇場・ホール・試写室鑑賞映画ベスト10+10/75
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最新鑑賞映画短評5本
「大鹿村騒動記」/東京目線?
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ブラック・スワン/「死」を賭して舞う
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マダム・クニコ/葦牙(あしかび)/地域の人間力
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日本インターネット映画大賞/ココ・シャネル/不在の父を求めて

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『大鹿村騒動記』 (京の昼寝〜♪)
2011年ベストシネマ15(洋画編) (京の昼寝〜♪)
2010年ベストシネマ15(邦画編) (京の昼寝〜♪)
2011年ブロガーが選んだ映画ベスト10 (『パパ、だ〜いスキ』と言われたパパの映画日記)
『わたしを離さないで』 訴えられるのは誰か? (映画のブログ)
「わたしを離さないで」心に刺さる。 (シネマ親父の“日々是妄言”)
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映画を観賞して、仲間と語り合ったり、映画評を書いたりして楽しんでいます。複数の映画サークルで、毎月課題作品を決めて話し合うほか、映画誌やミニコミ誌に寄稿。シリアスな作品が好きです。

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[ 2011年度映画ベスト10 ] / 2012-01-02
 新年のご挨拶を申し上げます        近年は、年間80本前後になってしまいました。私及び家族の病気やチビとのつきあいなど、映画以外のことに費やす時間が増えたためです。  連れ合いと観たのは『大鹿村騒動記』のみ。本作の評価に関しては、彼と少数の友人を除き、多くの人と大バトルを繰り広げ、思い出深い作品となりました。 ・日本映画  『東京公園』・・・「見つめる、見返される」の繰り返しは、写真や映 . . . 本文を読む
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[ 映画短評 ] / 2011-12-08
『ミラノ、愛に生きる』  富豪に嫁いだロシア出身のヒロインの心身の解放を描く。  故郷を捨てた悲哀、夫によりモノ化された日常、能面のような表情で暮らす贅沢三昧・・・。  人間の本能である「食」に触発され、虚飾に満ちた人工の世界〜自然児へと脱皮するプロセスに共感。  料理やインテリア 、衣装などのセンスが光る 。  ヴィスコンティを想起させる、いや彼を超えるかもしれない豪華でシュールな映像 . . . 本文を読む
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[ 映画短評 ] / 2011-11-28
 『ストリートダンス』 コンテスト優勝をめざすロンドンのダンスチームを描く物語。 元気を与えてくれるこのダンスが好きだ。 吹き替えには面食らったが、スタジオの確保と他チームとの差別化を図るため、 クラシックバレエとの融合に活路を見出すアイデアがいい。 「越境」はお互いの限界を打破するためにも必須だ。 ヨーロッパトップクラスのアーティストによるダンスシーンも見どころ。 なかでもラストのダンスシーン . . . 本文を読む
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[ 映画短評 ] / 2011-10-12
  鬼才園子温の『恋の罪』。4人の女性の生きざまを通して、抑圧された究極の深層心理を抉り出す。言葉と肉体、表象と意味のズレは、永遠に辿りつけない「城」を目指して旋回するようなもの。人間が唯一、辿りつけるのは「死」だが、予測のつかない展開にゾクゾクする。必見! ★★★★★(★5つで満点) 『ツリー・オブ・ライフ』のテーマは「この世は試練を受けるためにある」。  善人のヨブでさえ、神から想像を絶 . . . 本文を読む
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[ 映画分析 ] / 2011-08-13
 娯楽映画としての評判は上々のようだが、大鹿村のファンの1人として、いくつか不満な点がある。 大鹿村騒動記 - goo 映画  この村は私のお気に入りのスポット。長年かけて秋葉街道を走破する過程で、15年前から6、7回訪ねている。村の隅々まで車で走ったが、「日本で最も美しい村」と自称するだけあって、風景や伝統、人情の美しさは格別。春祭りに神社の境内で行われていた宴では、大変なもてなしを受けて感銘し . . . 本文を読む
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[ 映画短評 ] / 2011-07-05
  ・『奇跡』で 子どもたちはとにかく道を走る。  それも半端じゃなく真剣に。  「生きる」とは「死」への道程だ。道を辿る行為は、願いや欲望を超えて「世界」を開く。  奇跡とはまさに世界の開かれだ。彼らの叫んだ言葉は転がり、周辺を巻き込み、思いがけない巡り合わせを生み出す。  登場人物すべての成長物語である。 ★★★★★(★5つで満点) ・『風の中の子供』は、小津や溝口も天才と認めた清水 . . . 本文を読む
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[ 映画について ] / 2011-06-28
2011年6月25日、愛知県芸術文化センターにて開催。 goo 映画  99年に在日台湾人の友人の里帰りについて行った台湾北部。本作は未見だったが、ロケ地の基隆と九分を案内してもらった。 帰国後、すぐにビデオで鑑賞。画面が小さいため、海や山、レトロな美しい景色を堪能できなかった。  今回は大画面でじっくりと観たため、改めて風景の素晴らしさを満喫。暴力シーンが多いが、静謐なシーンと対比させ . . . 本文を読む
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[ 映画分析 ] / 2011-06-20
 「母と娘」がテーマ。子離れ親離れの出来ない2人。バレエ界で挫折した母の願望は、娘に贈った白鳥の湖のオルゴール人形のように、完璧な踊りを娘が実現して成功すること。そのためなら過干渉も厭わない。  娘の方は母の期待がプレッシャーになり、依存と憎悪の悪循環に苦しみながらも、完璧な踊りをして、母に応えたいと思う。 goo 映画  白鳥の湖のプリマに選ばれた彼女は、大人になりきれないために、白鳥は完璧に踊 . . . 本文を読む
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[ 映画短評 ] / 2011-06-09
・「ゲンスブールと女たち」 醜男なのにモテまくりの彼。イジメ、ユダヤ人、戦争などのトラウマを抱え、その反射として類まれな才能を開花させた。苦悩が人を魅力的にする典型。分身の暗躍は、彼の原点を解りやすく表現しているが、饒舌すぎる。無くてもよかった。 ★★★★(★5つで満点) ・ポーランド映画祭その1 「ぜったいにダメ!」 浮気な夫と別れ、娘と自立する妻の恋。恋人の秘密を知って、つり橋上で立ち往生す . . . 本文を読む
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[ 映画分析 ] / 2011-05-07
(ネタバレ注意!)  社会の掃きだめにいる人々から生み出された、臓器移植のドナーとなる宿命の「クローン人間」。彼らをモノとして扱う国家。自分たちが生き延びるために、彼らの意識のあるうちに、臓器をむさぼり、取りつくす私たち・・・。  男女3人の主人公である「クローン人間」は、まさに傲慢な「神」となった人間に捧げられる「いけにえ」だ。本作は、現代社会に潜む「暴力」のメタファーとして、読み解くこ . . . 本文を読む
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[ 2010年度映画ベスト10 ] / 2011-04-14
昨年は、4月に右膝を骨折、猛暑で夏バテと散々だった。鑑賞本数も激減したが、印象に残った作品について記してみよう。 ・日本映画  悪人/キャタピラー/パレード/祝の島/葦牙/マザーウォーター/トイレット/ばかもの/告白/月下の侵略者 「 悪人」では、「母」のメタファーである「灯台」が、言葉や舞台として反復される。幼児にとって「母」は、自分の生死を握る「おぞましい怪物」であると同時に、隅々 . . . 本文を読む
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[ 映画分析 ] / 2010-12-03
   (ネタばれ注意!) 女性の自立を描く作品ではあるが、観ていて疲れた。 無謀な冒険を実現させた主人公に拍手は送れない。「自分の夢を叶えるために」莫大な捜索費用をかけて税金の無駄遣いをするのはやめてほしい。  時代のアイコンとして、政府も社会も彼女を利用し、彼女もそれを逆手にとっていたのだが・・・。 goo 映画   女性は今も差別され続けている。世界不況の嵐が吹き荒れていた193 . . . 本文を読む
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[ 映画分析 ] / 2010-11-23
(ネタばれ注意!)  主人公の2人、山根と奈々瀬は、「乱暴」と「待機」の関係にある。山根は過去の事件を理由に奈々瀬を軟禁し、彼女に復讐することを目論んでおり、奈々瀬はその状態を嬉々として受け入れ、復讐される日を待っているからだ。 goo 映画  過去の事件とは・・・。  幼い時、2人は踏切で立ち往生した車に乗っていて、山根が「前へ」と言い、奈々瀬が「後ろへ」と叫んだ。車は後退したため、前部座席に乗 . . . 本文を読む
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[ 映画分析 ] / 2010-11-19
   (ネタばれ注意!) 「暴力の必然性」と「越境の重要性=ジェンダーの解体」。  本作は、人間の生にとって欠かせないこの2つの要素を、ミステリアスかつ美しい映像で、丁寧に描いている。 goo 映画 人が生きていくためには、「暴力」は必然である。  「他者を殺戮して、自己が生き延びるのか」  「自己を捧げて、他者を生き延びさせるのか」。  その中間はない。  ゆえに、人間は潜在的にヴァンパイ . . . 本文を読む
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[ 映画分析 ] / 2010-09-27
(ネタばれ)注意!)  テーマは「終身刑」である。それは実刑として執行されるとともに、登場人物たちの想いとして、また監督のメッセージとして、それぞれの瞳の奥に隠されている。 goo 映画 刑事裁判所事務官を退職したばかりのベンハミンは、26年前に扱った未解決の殺人事件をモチーフにして小説を書いている。  深夜、彼がベッドで思いついた書き出しのメモは、「TEMO(怖い)」。これは殺された人妻の心 . . . 本文を読む
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