サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

試行/吉本和子(俳人)/85歳

2012年10月09日 | 毎日がメメント・モリ

俳人の吉本和子さん死去

時事通信 10月9日(火)21時50分配信

 吉本 和子さん(よしもと・かずこ=俳人)9日午後2時12分、老衰のため東京都内の自宅で死去、85歳。東京都出身。葬儀は12日、東京都杉並区永福1の8の1の築地本願寺和田堀廟所で。喪主は漫画家ハルノ宵子(よいこ)として知られる長女多子(さわこ)さん。
 今年3月に死去した詩人で評論家の故吉本隆明さんの妻。作家よしもとばななさんの母。句集に「寒冷前線」「七耀」など。 

20代前半の頃だが、吉本隆明さんの家に、『試行』の購読やらでお伺いした時に、 出てこられた。
『試行』は61年に吉本隆明、谷川雁、村上一郎の三人が同人としてスタートした。
僕が定期購読しだしたのは70年代に入ってからだから、60年代の『試行』は古本屋で見かけるたびに買っていた。
もちろん、そこから多くの単行本につながってはいくのだが。

『試行』は97年に74号で終刊を迎えることになる。
実に36年間。
この『試行』の発行に関しては、すべて吉本夫婦がやっておられた。
とくに和子さんが、最後まで事務的なこともになっていたようだ。

吉本さんがお亡くなりになって半年、和子さんも旅立たれた。
吉本さんは、いつも自分の人生の最大の事件とはという問いに、和子さんをめぐる三角関係だと答えておられた。

長女のハルノ宵子さんは、相次いで喪主をつとめることになったのか・・・合掌!


 


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