葛城山の山頂近くに こんな池がありました。 ずっと昔から
使われてきた ため池のようです。
池のほとりに解説が。。。
婿洗いの池
その昔、葛城山麓の村人は ここから流れ出る 自然水により
農業を営んでいたが、全てのうちを 灌漑するには 余りにも
少なく、そのため 争いが絶えることがなかった。
村人は、この池に祀られた 水波能売神竜神を怒らせ、雨を降ら
せるため 祠をたたきこわし 池へ投げ込んだ。 そのとき、どう
いうわけか 新しく村へ縁組みしてきた一人の婿養子を 竜神の
祠とともに池へ投げ込み、荒縄で ごしごし洗い半死半生の目に
あわせた。
これは 江戸時代の出来事らしいが、このことがあってから谷の
池を 婿洗いの池と呼ぶようになった。
(御所市観光協会)
雨乞いのために むこ養子を
半死半生 の目にあわせた
人知れず悪人を抹殺する 必殺仕事人の 中村主水も、うちの中
では、むこどの。。。と、なにかにつけて 女房の母親から用事
を言いつけられていましたが、半殺しにされるとは、、、
むこ養子は大変です。
「こぬか三合あったら 婿には入るな」。 ぬかが たったの三合
程度では なんの役にも立たないが、それでも 婿に入るよりは
ましだということですね。
実際には、家族に大事にされていても、世間からは 情けない男
という目で、昔は 見られていたんでしょうねえ。
今は、「逆玉の輿」 なんていう言葉もあるくらいで、婿に入り
たがってる男性は たくさんいるんじゃないでしょーか