きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

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オオコノハズク観察記’20.6月

2020年07月24日 | 県内の鳥見
今回、オオコノハズクとの出会いからヒナの巣立ちまで観察することができた。最初の出会いは、支部会員の方からの連絡だった。「今、コノハズクを見ています。よかったら案内しますよ。」との事。一度は見てみたいと前々から願っていた鳥さんだ。家を出た時からワクワク、ドキドキしっぱなしだった。現地に着くと、杉の木にとまる姿が目に入った。と言うのも、双眼鏡なしでも確認できる近さだった。ただ、ここと教えてもらったから見つけられたが、そうでなければ、単なる木のこぶにしか見えない。すっかり樹木に同化している姿だ。それにしても、こんな小道のすぐ脇にいるとは・・・。びっくりだった。ただ、双眼鏡で見ていると、どうも違和感が・・・。コノハズクの虹彩は黄色のはず。でも、この個体は、薄眼を開くと赤っぽい。どうも、コノハズクではなく、オオコノハズクっぽい。そして、観察を続けていくと確信に至った。これは、オオコノハズクだ!ますますテンションUPだ。林内は薄暗く、写真的にはなかなか厳しかった。
まずは、第1発見者の支部会員の方に感謝です。


2日後、Yさんを案内して見てもらったが、周辺の状況から、もしかすると繁殖しているかもしれないとの事。これは、何とかヒナを見たい!・・・という事で、親鳥を刺激しないよう、観察時間を10~15分程度にして、ほぼ毎日、早朝5時頃に親鳥確認と巣穴?チェック、ヒナがいないか周辺チェックを行なった。ある日、巣穴?の画像を拡大すると、ヒナの顔が写っていた。間違いなくヒナがいることが確認できた。あとは、いつ巣立つかだ。ネット等で調べると、ヒナが孵ってから巣立つまで3,4週間程との事。初めて見つけた日でどれくらいの日数かだが、おおよその予想で「今週末かな?」と思いながらオオコノハ観察を続けた。
 そして、ある日の火曜日。前日にYさんから「ヒナが巣穴から顔出したら、巣立ちが近い。」と教えていただいた。いつも通り5時頃到着。まずは巣穴チェック。画像を拡大するが、ヒナの顔はなし。次は周辺にいるはずの親鳥を探す・・・も、見当たらず。どうしたんだろう?と、やや不安を感じつつ、帰ろうと歩き出したその時、何気なく横を見ると・・・。低木の横枝に、ちょこんとぬいぐるみが・・・。いやいやヒナだ!オオコノハズクのヒナ!びっくりした。全然気が付かなかった。こんな目の前に居たのに。しかも、と~っても見やすいところなのに。危うく帰る所だった。もう息つく間も惜しんでシャッターを切った。あまりヒナを驚かさないよう早目に家に帰った。ヒナは、もう1羽、親鳥がよくとまっている杉の木にいた。2羽確認できた。家に帰り、Yさん、Mさんに連絡したが、お昼近くに連絡があり、ヒナは4羽いたとの事。これまたびっくり。午後から再度行ってみた。一応、ヒナの第1発見者としては、4羽すべて確認したかった・・・が、3羽しか見つけられず・・・残念。そして、翌日には、親子ともども移動してしまったのか、現場周辺では見つからなかったとのお知らせが入った。
こうして、2週間余りの「オオコノハズク観察記」は終了したのでした。4羽のヒナたち、元気に育ってほしいなぁぁぁ。


詳しい観察場所等の情報についてのお問い合わせにはお答えできませんのでご了解ください。

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