goo blog サービス終了のお知らせ 

きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

悠創の丘①’24.12/21

2024年12月28日 | 村山地方

天童市の舞鶴山と同じで、雪の積もるこの時期気になっていたのが、山形市郊外の悠創の丘。ここは、蔵王の麓に位置し、夏蔵王で繁殖した鳥たちが、雪が降ると麓に下りてくるのだ。そこで、今季一回目という事で、鳥知人を誘って行ってみた。午前10時頃到着し、お昼ごろまでの半日鳥見。まずは、ルリビタキが出るというポイントに行ってみたが、全然気配なし。時間がもったいないので、ここから「どんぐり橋」の方に移動し、さらに「見晴らしの丘」へ。どんどん歩き、あっという間に駐車場に戻ってしまった。というのも、全然鳥の声がしない。鳥影なし。いったい鳥さんはどこに行ったの・・・状態。カラ類の声さえしない。これは、今日は大ハズレか?とトボトボ駐車場に戻ったが、そこで、やっとシジュウカラの声が聞こえてきた。探すと、シジュウカラ、ヤマガラを見つけた。そして、そこに、「ジュリ、ジュリ。」と、エナガの声。急いでカメラを向けたが、何しろ動きがヤバい。何とか数カットだけ撮ることができた。その中で、運よく超近くに来てくれた正面顔を撮ることができた。超かわいい。

<エナガ>

下の畑の先にある柿の木にシロハラを見つけた。だいぶ柿の実はなくなっていたが、シロハラが来てくれてよかった。まずは、証拠写真を撮って、少し近くまで。そして、柿の木がたくさんあるところにも出てくれた。

<シロハラ>

最後の最後に鳥たちが出てくれて、少しは来た甲斐があったかな?という感じ。

最後に、鳥知人からおいしいコーヒーを入れてもらい、いろんな話をすることができ、楽しいコーヒータイムを過ごすことができた。Eさん、お付き合いいただき有難うございました。そして、おいしいコーヒー、ごちそうさまでした。


舞鶴山’24.12/20

2024年12月22日 | 村山地方

すでに12月に入っているが、自宅周辺の積雪は今のところ5cmほど。このまま正月まで行ってほしいが、さてどうかなぁ。どうかなぁ・・・と言えば、例年この時期訪れている天童市民憩いの山・舞鶴山の柿の木はどうなっているだろう。そろそろ下見に行かねばと思っていたので、この日、天気もまぁまぁのようなので、行ってみた。車から降りると、風が冷たい。まず、矢場跡から下の柿の木をチェック。・・・、何もいない。小道を下っていくと、柿の木の上の方にメジロを見つけた。まずは、証拠写真。逆光なので反対側に移動すると、飛ばれてしまった。そして、近くにいたアオゲラにも飛ばれてしまった。飛ばれるまでアオゲラの存在に全く気が付かなかった。悔しい!でも、また来るだろうと思い、しばらく周辺をうろうろしていると、予想通りアオゲラくんが来てくれた。柿の実をおいしそうに食べているところを撮らせてもらった。

<アオゲラ、メジロ>

アオゲラが飛び去ったので、下の方に下って行った。歩きながら鳥の声に耳を澄ませたが、聞こえるのはヒヨドリの声ばかり也。とにかく鳥がいない。そんな感じだ。しばらくうろうろしていると、シジュウカラの声が聞こえてきて、その後、エナガの声も聞こえてきた。初めは高い樹の上の方で飛び回っていたが、しばらくすると、低木の方に来てくれた。これなら何とか撮れそうだ。それでも、やっぱり動きが速くてなかなかカメラが追いつけない。粘りに粘って、何とか数カット撮ることができた。今シーズン初めてのエナガ撮影だった。まあ、スタートはこんなもんでしょう。

<エナガ>

エナガを観ていると、そこにメジロもやってきた。これまた動きの速いメジロ。カメラワークの練習には最高の鳥さんだ。

<メジロ>

最後は、証拠写真をということで、シジュウカラとヤマガラを1カットずつ撮ってみた。

<シジュウカラ、ヤマガラ>

今日は、300mmレンズに2倍のテレコンを付けて持ってきたが、エナガもアオゲラもかなり至近距離で撮ることができ、これなら1.4倍のテレコンで十分だった。野外でのテレコン交換は、埃などが入るリスクがあるので、できれば避けたいところだ。なので、テレコンをどちらにするか、かなり悩ましいところだと思った。少しでも明るさが欲しければ1.4倍だし、できるだけ大きく撮って、トリミング不要にするなら2倍だしなぁ。まあ、場数を踏んでいくしかないかなぁ。


原崎沼’24.12/2

2024年12月13日 | 村山地方

原崎沼(ばらさきぬま)はカモ類の貴重な越冬地となっており、沼は天童市の「天然記念物」に指定されている。以前は、沼の水面がカモたちに覆い尽くされ、それは見事な景色となっていた。「なっていた」という過去形なのは、現在はその風景は見る影もなく失われてしまっている。5年前、沼の堤防の耐震化工事が行われ、水は全て抜かれ約4年間全く水の無い状態が続き、沼は草ぼうぼうの状態となってしまった。工事終了後水は入ったものの、もちろん、カモ類が飛来することはなかった。昨年秋あたりから少しずつカモが入るようになってきたが、以前の1割2割といったところだ。そんな訳で、原崎沼には工事が始まった頃から行ってなかったが、先日、「原崎沼にアカエリカイツブリが入っているよ。」と教えてもらい、行ってみることに。沼の畔に車をとめ、沼全体を見ると、いくらかカモは入っていた。100羽プラスといったところかな。今日は天気が良いので、マガモ雄グリーンがとっても美しい。これは撮ってあげないとねぇ。

<マガモ>

カモは、沼の西側の奥の方に集まっているようなので、そちらに移動してみた。お目当てのアカエリカイツブリを探してが見当たらず、代わりにミコアイサの雌を見つけた。雄も・・・と探したが、雌1羽の単独飛来だった。カモも、たまには一鳥になりたいということかな。

<ミコアイサ雌>

一鳥と言えば、ミコアイサの近くには、ヨシガモの雄も居た。こちらもお一鳥様のようだった。まだ換羽が終わっていないようで、あのきれいなナポレオンハットでなかったのが残念。

<ヨシガモ雄>

ついでに、コガモが近かったので、これも載せておこう。今年はカモ類が少ないように思われるが、コガモは大丈夫そうだ。どこに行ってもコガモは居る。

<コガモ>

ある程度見たので、車の方に戻ってきた。水面に草が出ているところにヒドリガモがいた。天気が良いと、カモたちものんびりと気持ちよさそうだ。

<ヒドリガモ>

しばらくして、やっとアカエリカイツブリを見つけた。冬羽になっているので、残念ながら「アカエリ」ではなかったが、いつ以来か記憶にないくらい久しぶりの出会いだ。会えてよかった。

<アカエリカイツブリ>

その近くには、「ただの」カイツブリも居た。2羽仲良く一緒に泳いでいる。兄弟だろうか。

とりあえず、カイツブリも載せておこう。

<カイツブリ>

今日は、数年ぶりの原崎沼でのカモ探だったが、アカエリカイツブリにもしっかり出会えたし、いろんなカモたちをじっくり観察撮影することができ、楽しいひと時だった。


沼のカモたち’24.11/5

2024年11月21日 | 村山地方

そろそろカモたちもそろった頃かと、村山市内の湯沢沼に行ってみた。水は少なくなっているものの、それなりにカモたちは集まっていた。とりあえず、どんなカモさんがいるか・・・と、見回してみた。マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、オオバン。こんなところかな。期待したトモエガモは見当たらず。まずは、マガモから。ほとんどの雄は頭が緑色になっていたが、中にはまだら頭の個体も見られた。換羽にも個体差があるという事。

<マガモ雄>

<マガモ雌>

<マガモのペア>

次は、ハシビロガモ。名前の由来の通り、くちばしが幅広い。英名も「Northern  Shoveler」直訳すると「北のショベラー」かな?ハシビロガモは、見ているだけで何となく楽しくなる。食事風景も面白い。大きく幅広いくちばしを水に入れながら動き回る。近くにオナガガモの雌2羽がいて、同じようにエサを採っているが、こちらはいわゆる逆立ち態勢だ。おしりをツンと水の上に出して逆立ち状態でエサを採る。こちらも見ていて楽しい。写真も撮ったが、雌だけに盗撮だと言われそうなので、不掲載。そして、ハシビロガモの羽ばたき場面も見ることができた。翼鏡のグリーンがとっても綺麗だ。

<ハシビロガモ雄>

<ハシビロガモ雌>

<雄の羽ばたき>

次は、やや距離のある中央付近にいたキンクロハジロ。こちらは集団になってまったりしたり、泳いだりしていた。

<キンクロハジロ>

最後は、オオバン。数は多くなかったが、結構近くまで来てくれるので、存在感はバッチリだ。

<オオバン>

カモの種類も数もまだまだ少ない状況だったが、ハシビロガモをメインにして、楽しく観察撮影することができた。少し日数を置いて、また来てみたい。


ヨシゴイ巣立ち’24.7/26

2024年08月20日 | 村山地方

見ということで、5時頃家を出た。約40分ほどで到着。ポイントに着いて、まずは双眼鏡で確認。本日も雛は出ていない。巣のある草むらのバックが土手で、一面クズの葉に覆われているので、巣立っても見えないのかもしれない。しばらく待ったが出てこないので、周囲を少し歩くことに。すると、水が流れ込む水路のところにゴイサギ幼鳥を見つけた。体上面に見られるたくさんの白斑を星に見立てて、いわゆる「ホシゴイ」と呼ばれている。ピクンとも動かず、微動だにしない様子だったが、しばらくすると、水面をじっと見つめて、・・・、パクッ。画像を見ると、魚というよりドジョウのような獲物をゲットした。見ていると、このホシゴイ、なかなか腕のいい漁師さんのようだった。これなら、食いっぱぐれはなさそうだ。

<ゴイサギ幼鳥>

ゴイサギの方に気を取られていて気付かなかった。ヨシゴイの親がエサを運んできたようだった。エサやりが終わったようで、草むらから出ていた。残念。見逃してしまったぁ。しかし、まずはヨシゴイ成鳥をしっかり撮らせてもらった。しばらくすると、飛び去り、離れた所の草むらに入って行った。

<ヨシゴイ成鳥>

そんなことをしていると1時間以上経ってしまった。今日もだめかと思い始めた頃、土手一面のクズの葉がそこだけ張っていない場所があり、何と、そこに居ました、ヨシゴイの雛ちゃん。

やっと見つけることができた。そこは巣のある所から20mほど離れた所だった。もうこんなに離れた所まで移動していたんだ。やはり、クズの葉が覆っているので分からないんだなぁ。まあ、こちらにとっては邪魔なクズだが、ヨシゴイ雛たちにとっては良い隠れ蓑になっているのかもしれない。

<ヨシゴイの雛>

たっぷり雛を観察撮影したところで、他に何か鳥さんがいないか探していくと、「チィー。」という声とともに、カワセミが飛んできた。「とまってくれぇ。」と念じると、近くの枝にとまってくれた。少し暗かったが、それよりもかなり近かったのでラッキーだった。

<カワセミ>

今日は、何とかヨシゴイの雛を撮ることができ、最後はカワセミが〆てくれたので、楽しい鳥見となった。