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ブログ的なアレです。

意外と知らない「社名」の話

2009年07月10日 | なんとなくアレなやつ
面白かったのでこの記事を紹介します。

プレジデントロイター:意外と知らない「社名」の話

高校を卒業してすぐ、札幌の実家の近くに小さな居酒屋ができた。悪友連中とよく通ったものだ。狙いは当時でもずば抜けて安い1杯250円の毛蟹だった。いつの間にかその居酒屋は全国チェーンの立派な会社になっていた。その店の名前は「つぼ八」。まさに8坪の居酒屋だった。

このような社名の薀蓄が詰め込まれている。ビジネスマンにとって身近な話題であるだけに肩が凝らない。休日に読むには程よいビジネス書だ。

「三菱鉛筆」が「三菱グループ」とは全く関係がない、いわば先行ブランドだということは知っていた。スポーツ用品メーカー「アディダス」と「プーマ」の2社は兄弟喧嘩の果てに生まれたことも知っていた。しかし、この程度を知っているからといって本書を侮ってはいけない。

「富士重工業」や「フジテレビ」が富士山にあやかった命名であることは知っていた。しかし、「富士電機」は由来が全く異なる。親会社の「古河電気工業」の「ふ」と提携先の「ジーメンス」の「ジ」を組み合わせたものだというのだ。

カップヌードルの「日清食品」と美智子皇后のご実父の「日清製粉」に全く関係がないということは知っていた。しかし、「日清オイリオ」も全く別のグループだとは知らなかった。日清戦争のときにつくられた食料商社が分割されたのであろうかと想像していた。その関係のない日清食品と日清オイリオ両社のCMに荒川静香が出演しているというオマケも付いている。

「松竹」が明治の興行師、双子の大谷松次郎と大谷竹次郎の頭文字から名付けられたことは知っていた。しかし、当時は「マツタケ合名会社」と読まれていたことは知らなかった。

本書は社名の薀蓄がウリなのだから、これ以上エピソードを紹介するのは野暮だ。書店で立ち読みをする人は「大成建設」の由来は読んでおいてほしい。もし、立ち読みしている書店が「ジュンク堂」だったら、本書に由来が詳しい。両社とも知らない人にとっては仰天するエピソードが紹介されている。ヒントを出しておくと「位牌」と「人名」だ。




一応、この社名の由来について調べてみたので補足で掲載しておくと:

Wikipedia:プーマ

プーマの原点は1924年にアドルフとルドルフのダスラー兄弟が体育館用のシューズを開発したことに始まる。靴工房を運営した父クリストフ・ダスラーは、息子であるアドルフとルドルフの2人の兄弟に対し、ヘルツォーゲンアウラッハ地域の慣例に従って靴職人になるように言い伝えた。2人は靴工房での修行を行い、水車小屋からフェルトクズを得て、そこからゴムチューブなどでスリッパを作り、各地の市場に販売された。

1920年、ダスラー兄弟商会設立。

(中略)

その後、兄弟は喧嘩をしてしまい1948年に独立して、アドルフはアディダス、ルドルフはルーダを設立。このルーダが1949年からプーマというブランドに生まれ変わった。このプーマとはアメリカライオンのピューマから命名された。ロゴはチーター。




Wikipedia:大成建設

みずほ銀行系。本社は東京都新宿区の新宿センタービル内にある。1992年頃から現在まで、広告やコマーシャルで「地図に残る仕事。」というキャッチコピーを使用している。

社員が会社を買い取ったという背景から、ゼネコンによく見られるオーナー系会社ではなく、社員の会社であるという雰囲気が強い。社名は創業者・大倉喜八郎の戒名「大成院殿礼本超邁鶴翁大居士」が語源。『建設』という言葉はconstructionから大成建設が訳出し初めて使用した。




Wikipedia:ジュンク堂書店

名称は、起業した工藤恭孝代表取締役社長の父親である工藤淳の名前に由来している。当時父親の経営していた会社キクヤ図書販売株式会社に入社したのち、書店部門(同じく父親が神戸元町に開店していた株式会社大同書房)を任され独立し、1976年に三宮センター街へ移転することになった。この際、新たに付けた店名がジュンク堂。色々な名を父親に提案したが、どれも駄目だと言われ、苦肉の策で「淳工藤」と父親の名前をひっくり返したら意外に気に入られ決定したという。



どれも「へー」な由来ですよね。

コメント (2)
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