that blog-ish thingy

ブログ的なアレです。

長文な割にはオチがなくて非常に恐縮なんですが。

2009年07月29日 | 仕事とか堅苦しい話
どうでも良いのだけれども、イギリス(少なくともロンドン)における豚インフルエンザ感染者がめちゃくちゃ多い。
「え?あの人も?この人も?」ぐらい感染してる。
もしかしたら自分のアレも豚インフルエンザだったのかもしれないぐらいに。



さて、そこでふと思うのだが、このトピックに関して、メディアでの取り上げられ方が大分クールダウンしてきている。
体感レベルでボコボコ発生しているのにクールダウン?
以前はかなりのホットトピックとして連日取り上げられていたのに?

ありゃ、一体何だったんだ。

まぁ、イギリスのメディアは日本と比べると割と客観的で冷静な報道の仕方をしているからまだ許せるのだけれども。



で、日本のメディア。
日本では、今、このトピックはどう扱われているのだろうか。
やはり相変わらず過熱気味なのだろうか。

昔から思っていて、海外に来てからその思いはさらに強くなったのだが、日本のメディアっていうのは・・・うーん、なんというか、過熱気味を通り越して、大衆を不用意に扇動しているような印象が強い、個人的な意見として。

「情報は自分でしっかり見極めるように」とは昔からよく言われているけれども、でも、そういう報道方法に慣れてしまっている以上、「いちいちの報道に疑問を差し挟む」という感覚やスキルはすごく弱くなっている気がする。
それを育てる余裕も時間もきっかけも無い。

飼い慣らされた動物は、自分がこの先どうなってしまうのかは考えない。
労せず餌が得られるからそれを消化していくだけ。

・・・大袈裟か。



そういえば、最近ふと思ったことなのだが、よく政治家が「地方に高速道路を!」みたいなことを喚き、有権者たちも「どこそこには高速道路が通っているのに、うちには通っていない!格差社会だ!」みたいなことを言っている気がする。
昔は特段興味の強いトピックでも無かった(というか、自分には余り関係の無い話だった)のでボケーッと見ていただけなのだが、今改めて考えてみると、「高速道路を通すだけで地域って発展するんだっけ?」と思ったりしなくも無い。

もう改めて説明しなくとも自明のことだから敢えて特筆することでも無いと思うが、高速道路をひいて人・モノ・金が流通しやすくなったとしても、それって多分、地域が発展するための一要因でしかないはず。
さすがに、地域の人たちもそれは分かっているはず・・・ですよね?

でも、そういう情報って流れて来ない。
何でだろ?



いずれにしても、自分含めた視聴者は、そういう降り注ぐ情報をただただ浴び続けているだけだ。
そして「それじゃヤバイんだ」と頭では理解しているかもしれない。
ただ、それに対して疑問を持っても持たなくても、実世界での生活が大幅に変わるわけでは無いというのもまた事実。
(そういう場合もあるけど)

他にも細かい作用点は色々あるのだろうけれども、総じて言えば、疑問を差し挟むこと自体にあまり価値がなくなってきている。
価値が小さいことはどうでも良くなってくる。
だから「疑問を持て!」と言われても、よく分からなくなってくる、どうでも良くなってくる。

社会構造的にそういう仕組みが出来上がっているのだろうか。



これを言うと元も子も無いのだけれども、それはそれで良いのかもしれない。
ただ、何か生きている気がしない。
能動的に生きているわけじゃなく、誰かの意思により生かされているような気がする。

何かちょっと癪だ。



で、メディアというか、もうそういう諸々のアレを批難するだけしておいて、対応方法を考えないのも癪なので、じゃあどうしたら良いんだろうと色々と考えていたのだけれども、結論は特に出てこない。
「経験則主義者になれば良い」だとか、「自分のコアな部分をしっかり理解して、それに基づいて情報を選別する」だとか「自分のライフスタイルを確立させる」だとかも思ったけれども、うーん、ピンとこないぞ、よく分からん。



ま、いっか!

(これ久々に使ったな)

よくよく考えてみれば、その道の専門家でも無いし、ただ漠然と思ったことをダラダラ書いてるだけなわけだから。
まぁ、例によってムダに考え過ぎなだけです。
悪い癖ですよねー。

オチつけられないなら書くなよ、ホント。

というわけです。
投げやりで、恐ろしいまでに尻すぼみな感じで非常に恐縮ですが、アレを色々とよろしくお願いします。

コメント
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