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2009年03月26日 | なんとなくアレなやつ
過去最悪赤字の米フォード、トップの08年報酬は13億円

 【ニューヨーク=池松洋】米フォード・モーターは24日、アラン・ムラリー社長兼最高経営責任者(CEO)の2008年の報酬が1356万5378ドル(約13億3000万円)だったと発表した。

 フォードの08年12月期決算は純損失が145億7100万ドル。過去最悪の赤字を計上しても巨額の報酬を得る企業トップへの風当たりが強まりそうだ。

 米政府から資金支援を受けた米ゼネラル・モーターズ(GM)のリチャード・ワゴナー会長兼CEOの08年の報酬は545万4287ドルだったが、09年は公的支援の条件として給与は1ドルとなっている。




例によって想像を絶する数字ですね。

というわけで、今日はFordのCEOの年収を解体していこうと思っているんですが、どうせ皆さん、「出たよ、こいつまた『牛丼何杯分で・・・』みたいな話をするんだろ?」と思ってらっしゃるわけですよね。
ノンノンノン・・・使い古されたネタを何度も使うほど野暮ではないのですよ。

今回は、CEOがどれだけ働けば牛丼を1杯食えるのかを検証してみます。



まずはCEOの労働日数を計算してみますかね。

平日の日数:260日(52週×5日)
国民の祝日の日数(アメリカ):10日
休暇取得日数:20日
∴労働日数 = 230日

実際の労働日数は分かりませんよ。
ただ、調べるのがめんどいのでとりあえず230日で。



次にCEOの時給を計算してみましょう。
1日8時間働いていたとするならば:
13億3千万円 / 230日 / 8時間 = 706,522円

・・・え?時給が7万・・・いや、70万円!?

アホじゃないの!?
何なの、70万円って!?
牛丼、1859杯食べれるよ!?

え?じゃあ試しに分給は?

706,522(時給) / 60 = 11,775円

はっ?
1分あたり1万円?

え、じゃあ秒給は?

11,775円(分給) / 60 = 196円?

つーことはなんだ、CEOが2秒働けば牛丼1杯食べられる上に、さらにうまい棒を1本買っても、まだ3円のお釣りが返ってくるってことか。

CEOが2秒をかけてやることと言えば:

◎ 契約書にサインをする
◎ ペンを拾う
◎ 握手をする

こんなところだろうか。
それを踏まえると、こんなシナリオが考えられる。

け「これで契約締結ですね。じゃあまずはそちらからサインをお願いします」

CEO「はい、どうぞ」

け「ありがとうございます。じゃあ次にボクがサインを・・・あっ!」

CEO「よいこらせっと。はい、ペン落としましたよ」

け「あ、すいません。えーっと、じゃあこれで契約締結ですね。ありがとうございました」

(二人でガッチリと握手)

これだけで牛丼3杯+うまい棒3本+9円のお釣り。
駄菓子屋のオバちゃんにダダこねれば、お釣りの9円でうまい棒を買うことも出来る。

というか、物事の判断基準を牛丼中心に考えているような輩がどこぞのCEOとガッチリ握手なんか出来るわけはないんですけどね。

以上、アレがナニな感じで。

それにしても、吉野家の牛丼マジで食いたくなってきた。
そういう意味合いのみで日本に帰りたいです。

コメント (3)
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