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ブログ的なアレです。

運命の女神のヅラの下の産毛をも掴む気持ちで

2009年03月19日 | 仕事とか堅苦しい話
会社でCSR(Corporate Social Responsibility)のプロジェクトに参加したのは良いものの、誰もイニシアティブを取ろうとしないので、思い切ってプロジェクトマネージャーに立候補したら採択されてしまった。

過去に何回かプロマネもどきは経験したことはあったけれども、イギリス人を上手く捌けるか、そんな不安と共にプロジェクトが開始。

大丈夫か、俺?

でも、そこは開き直るしかない。
とりあえずは自分が正しいと思うやり方で進めるしかない。



とりあえずは明確なゴールを立てて、プロジェクトを俯瞰的に見るための図面を描く。続いて、タスク・リスク・リスク回避策などを思いつくあたりでザザッと作って、ついでだから情報共有サイトも作ってみる。

ここまでをいかに早く正確に作れるかでメンバーの心の掴まれ具合が変わってくるはず。
必死をこいて1日で全てを作り上げる。



翌日、メンバーに説明をする。

「現在地はここで、ゴールはここ。ゴールに辿り着くまでのパスはこれで、クリティカルパスはこれ。あとはリスクや懸念事項はこういうのがあって、現状思いつく回避策はこれ。ダメだった場合はこういう迂回ルート。時間が無かったから完全には網羅は出来ていないけれども、何が分からないかは分からないから、指摘する点があればオープンな意見をください」

どうだ、どういうリアクションするのさ・・・。
期待と不安が混ざり合う緊張の瞬間。



「・・・うん、良いんじゃない。けんたをプロマネにして正解だったな」

ハーっ。
良かった。

というか、純粋に嬉しい。



思い返してみれば、こういう「何かを仕切る」というポジションに就いたのは実に9ヶ月ぶり。
鳥の目・蟻の目・魚の目を全て使いながら、さらにはメンバーのモチベーションを維持しながら結果を出していくという作業は本当に久し振りだ。

そしてこのポジションが堪らなく楽しく、エキサイティングで、満足感溢れるポジションだということも久々に思い出した。

確かに、会社の利益に直結するような仕事ではなく、CSRというちょっと脇道に逸れた形での仕事にはなってしまったけれども、まぁ、とりあえずは良しとしよう、何事も経験だ。



もしこれが運命の女神の前髪だとするのであればそれをしっかりと離さずに、さらにその前髪がヅラだったとしても、そのヅラの下にある産毛すらを掴むぐらいの気持ちで頑張っていこう。それが強がりで空回りだったとしても。

そんなことを久々に思えた一日でした。
良かったです、ホントに。

コメント
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