元気がアレば何でも出来ると思ったり思わなかったり。

客「ボク、大学時代プロ研（プロレス研究会）に入っててさ」

け「マジっすか。え、じゃあリングネームとかやっぱあったんすか」

客「あったよ。ストロングレス小林」

け「うわぁ。強くない、それ」

客「それでさ、学園祭とかあるじゃない」

け「ありますね、特設会場とかで試合やるやつですよね」

客「そうそう。で、その時に猪木を呼んだ事があったのよ」

け「え！猪木ってアントニオ猪木の事ですよね？」

客「うん。でね、まぁ試合はやってくれなかったんだけど、登場しただけで会場大盛り上がりでさ」

け「まぁ、そりゃそうでしょうね」

客「で、特に何もしないで終わるの嫌だったから、何かしようって事になって」

け「何やったんすか？」

客「猪木にこう言ったわけよ。『猪木さん、試合中にダァーッ！ってやるじゃないですか。アレをみんなでやりましょうよ。』って」

け「ほぅほぅ」

客「で、みんなで一緒にやるって事で『１・２・３』の音頭をとってから『ダァーッ』と」

け「ん？それっていつも猪木がやってるやつじゃないですか」

客「違うんだよ。猪木、その学園祭参加するまではやってなかったんだよ。その学園祭でやって、思いのほか気に入ったらしく、それ以降なんだよね、試合とかでやり始めたのって」

そういうわけでして、そういう経緯があってのアレだったらしいんですが、まぁ、そういう感じらしいという事で、一つアレをよろしくお願いします。