that blog-ish thingy

ブログ的なアレです。

なんだかもやもや

2004年09月23日 | なんとなくアレなやつ
何だかもやもやする。
何でもやもやしているかというと、昨日のトレインスポッティングじゃないけど、「やりたいこと」「やらなくちゃいけないこと」があるのに、妥協して「やらない」自分。

本当は買い物に行って、新しいジーパンを買いたいのに、「金がもったいない」とか「仕事で疲れた」とか、とかく理由をつけて外出をしない。
本当は家で仕事をしたら、会社での負荷が減るのに「休日にやりたくない」という理由でやらない(まあ、これはやるべきか、やらないべきか賛否両論だとは思いますが)。

本当に自分の意志の弱さには煮えくり返らない気持ちでいっぱいです。

こんな悩みとも言えないぐらいくだらなく、やってしまえば簡単に解決してしまうもやもやなのに、それをやらない今の自分は本当にダメ人間だと思う。

そんなんじゃダメ!!頑張れ、俺!!

というわけで、一通り書いて、自分を励ますことが出来たので仕事を始めることにします。
(くだらない独り言ですいません)
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トレインスポッティング

2004年09月23日 | なんとなくアレなやつ
友達から借りて見ました。2回目。
「おもしろい」という表現が適切かどうかは分かりませんが、飾らない内容が結構楽しめました。
スコットランドやイギリスに対する皮肉だったりとかも要所要所に織り交ぜられていて「くすっ」という笑いがなかなか楽しかったです。

突然ですが、一考しまして、ここにおけるテーマを敢えて挙げてみました。
それはずばり

人間は弱い

冒頭でのレントンの心境は「俺は楽しい事をやる。だからドラッグをやる」といったもの。
人生に対して悲観的で、とりあえず目先の苦しい事から逃げるためにドラッグをやる。捕まろうとも、裁判にかけられようとも、人が死のうとも、ドラッグから更正しようとも、「これが最後、最後の一本」と結局ドラッグに戻る。まさしく代表的なすさんだヤク中像を描写している。

なぜか?

ドラッグをやめる理由もないし、人生と向き合う理由もない。つまり自分で自分の人生を決定しないで、何をやるにもそのまま流れ任せ、これで問題ないと思っているからだ。つまり、自分の人生を自分で歩む必要はなく、「なんとなく」「楽しい」「その場限り」で問題ないと思っているからだ。ロンドンで仕事を見つけたのもダイアンの勧めだったし、ドラッグから更正したのも親のおかげ。ドラッグの売人になるのも悪友からの提案だった。

「自分で自分の人生を決定するよりも、他人に決定してもらう方が楽」という人間のリアルな一面を描写しているのだと思われる。

ちなみに、レントンに仕事を勧めた後にダイアンが登場しなかったのは、一度レントンに人生のあり方を勧めたダイアンがその後もレントンの人生を代行して決定してしまう事が必然となり、トレインスポッティング特有の「あるがまま、ありのまま、自然体」の世界観に水を差すからだ。レントンが物語の途中で中途半端に「自分の人生を自分で決める事が出来る強い人間」になってしまっていたら、「えー、そこでそのテーマかよ!完全に後付けじゃん!」という、古典的な薄っぺらいアメリカの三文映画並みの内容に成り下がってしまっていたのだ。

4人で電車で田舎に行った時に、レントンがスコットランドを「イギリスの植民地」「イギリス人ごときに支配された下の下だ」と表現していたのも、自分が物事を決定しないで、「どうせ無駄」という厭世的な生き方そのものを暗に伝えていたのだ。

また、ロンドンの自宅に転がり込んできたシックボーイなどを家から追い出せないのもその一つだ。ドラッグから更正して「強い人間」になるとっかかりをつかんだものの、結局、シックボーイ他を家から追い出せず、弱い自分に逆戻り。人間の心の弱さ、選択肢から発生する妥協、自分に対する甘え、などなど本当に誰にでも多かれ少なかれある要素だ。

結局のところ、最後の最後で自分で決断をして、ようやく人生らしい人生を歩む事を決断する。
立ち去る時のレントンの顔はつきものが落ちたような、すがすがしい顔で、満足感たっぷりの顔だった事もポイントだろう。今までのレントンにはなかった自信に満ち溢れた「強い人間」の顔になっていた。
ここで始めてUnderworldのBorn Slippyがかかったのも、ここが一番強調されたいテーマだからではないだろうか?

そこでだ。この映画におけるテーマだが・・・。
最初は「自分の二の足で立ち、しっかり自分の人生を決めなさい」かと思ったのだが、そんなチープなメッセージは含まれていない。そんな高尚なテーマは絶対にない。
再三ではあるが、この映画のテーマは

人間の弱さ

それが良いか悪いかなどは一言も触れていない。数々の皮肉めいた台詞や、日常的な生活の中にこの要素を織り交ぜる事により、ただただ人間の弱さをいたるところで表現していたのだと思う。

うーん。
しかし、まあ、あれですな。
ユアン・マグレガー。ヤク中を演じているかと思いきや、数年後にはスターウォーズでオビ・ワン・ケノビーだもんなぁ・・・。この落差と言ったら・・・。
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