西洋音楽歳時記

旧称「A・Sカンタービレ」。07年には、1日1話を。その後は、敬愛する作曲家たちについて折に触れて書いていきます。

パガニーニ「全集」

2015-09-03 16:57:48 | 音楽一般


パガニーニは、バイオリン協奏曲の1番と2番、それに作品1の24の奇想曲が主としてよく聴かれるのではないか。もちろん、他にも多々あるので、それだけではないという人もいるだろう。

パガニーニも出ているものはすべて聴いてみたい、パガニーニの音楽は私にとっては、奇を衒ったものではなく、流麗な、いかにもイタリア人気質を感じさせるものがあり、好ましく思われる楽曲です。いろいろ伝記に触れるとやや常人とかけ離れたことも目にすることもありますが。ということで、画像のものを購入した。

パガニーニの作品は、分野別でこの数年、立て続けに出たように思う。2,30年前には考えられなかったことだ。バイオリンと管弦楽の作品集、室内楽曲集、バイオリンとピアノ、バイオリンとギター、バイオリン独奏、ギター独奏、これらがほぼそれぞれの分野の全集の形で出た。

いろいろな資料を基に、私は作曲家の作品一覧を作るが(ベートーベン、ブルックナー、それに膨大なシューベルトなども作成した)、パガニーニの場合、Op.(作品番号)は79まであるが、そのうち16は該当作品を見つけることができない(大きな伝記本を見れば、作品一覧が出ているかもしれない)が、63のうち12曲を除いて、51曲(約65%)所持したことになる。パガニーニには、MS番号という後世の人が付けたものもあるが、これはおそらく134番までと思うが、やはり11は該当作品を見つけることができず、123のうち21除いた102曲(約76%)所持したことになる。

今回、CD10枚からなる室内楽全集を購入し、パガニーニのほぼ「全集」は、揃った。この室内楽全集、ネットで1年ほど前に注文した時、取り寄せとかなり、もう手に入らないかとあきらめていたが、再度ひと月ほど前に見たら出ていたので即購入し、無事「全集」が集まった。

同時に買ったもうひとセットは、51枚からなるリヒテルのもの。これを聴く前に以前に買ったものを聴いてみたい。

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