西洋音楽歳時記

旧称「A・Sカンタービレ」。07年には、1日1話を。その後は、敬愛する作曲家たちについて折に触れて書いていきます。

ドレスデン その1

2020-02-14 22:31:45 | 音楽一般
ドレスデンは「エルベ川のフィレンツェ」と言われるそうだ。私たち(私と妻)はドレスデンの町を展望したいと思い、フラウエン(聖母)教会の塔の展望台に上ることにした。途中までエレベーターがあると聞いていたが、故障?で動いていないという。受付のおばちゃん、400段以上あるがそれでもいいかと聞いてくる。ここまで来たら、と1人8ユーロ払って階段を上り始める。途中で一度休んだ。一気にはいけない。その上登ると途中からスロープに。何とか登り切り、展望台へ。







今夜はこれから、ゼンパーオーパーでモーツァルトの歌劇「魔笛」を見ることになっていた。ここはドレスデン宮廷劇場とも言われ、ワーグナーの歌劇「リエンツィ」「さまよえるオランダ人」「タンホイザー」が初演されたところだ。

ゼンパーオーパー正面。

内部に入ってみる。





ワーグナー像である。もう一人この劇場に所縁の人物の像が置いてある。


ウェーバーである。私がこのウェーバー像をデジタルカメラに収めている時、そばにじっと立つ(おそらく)ドイツ人のおばちゃんが何も言わずに立っていた。ふと私はおばちゃんの顔を見るなり、「Weber(ウェーバーですよね)」と言った。まあ、ここで私の語彙の範囲にある「Der Komponist von (~の作曲家です)」と言ったら、おばちゃん「Freischuetz(魔弾の射手)」とすかさず言う。私「Ja.(そうですね)」と。

「魔笛」間もなく開演。


第1幕が終り、休憩。


終り、出演者が勢ぞろい。


こういう演出もあるのかなという感想を持ちました。演奏は流石伝統的な音楽都市の申し分ないものでした。夜の女王のアリアは、とても印象的でした。