けんけんブログ -guide diary-

国際山岳ガイド近藤謙司の冒険案内記!
“ハイキングからチョモランマまで”

ガッシャブルム・ベースキャンプ設営完了

2014-07-13 05:41:19 | ガッシャブルム2014

けんけん@ガッシャブルムベースキャンプです!

昨日にアップできなくてごめんなさい。

本日はたくさんソーラー使って電気作りましたし、
少し落ち着いて作業を進めることができています。

と言っても、例によって夜中のブログアップですが、、、(笑)

 

さて、カラコルムハイウェイの移動、荷物待ち、山岳ロードの移動、
そして、長い長い氷河トレッキングの日日を乗り越えて、

やっとの思いで、ここガッシャブルムベースキャンプに到着しました!

本日はBCでのテントの再強化をして、
BCでの装備、上部キャンプでの装備などの仕分け。

そして、キャンプ地のすぐ隣にそそり立つ氷河の氷塔にて
アイゼン歩行とフィックスロープ通過のための足慣らし手慣らし。

その他に隊員たちは洗濯をしたり、ゆっくり個人装備を整理したり、
けんけん&キタさんはお隣の韓国隊のボスとミーティングしたり、

シェルパ達は上部キャンプ用のペグを竹で作成したり、
トイレの設置場所を整えたり、

意外と一日でいろいろとやりましたよ。


今シーズンのガッシャブルムは、
AG隊の他に先行している韓国隊、中国・トルコ・ベルギーの国際隊がいます。
彼らとも山では助け合い、協力し合い登山を進めなくてはなりません。

シェルパ達は、キッチンスタッフと共に明日はC1に向けて荷上げをしますが、
他チームのシェルパの話だとBCからC1までの氷河の状態は悪くクレバスだらけ。

シェルパの足でも11時間もかかって移動しているとか!
また既に3人もクレバスに滑落して、一人は20mも落ち、
韓国隊メンバーの一名は、わき腹を負傷したみたいです。

でもその韓国隊も明日にはアタック体制に入るみたい。
是非無事に登頂して、無事に下山してもらいたいと祈ってます。

そして、AG隊もなんとか明日はC1方面に向かって足慣らしをしたいと思っています。
まずは、氷河の状態を生の足で確認してこようと思っています!

 

そしてそして!


そうそう!そうでした!


はいはい、それではここで、
リクエストにもありましたメンバー紹介をさせていただきます!

過去のブログやフェイスブック・ツイッターにもよく登場するメンバーですから、
ご存知の人も、お知り合いの方も多いと思い、後回しにしていましたが、

改めまして!?


モコパパ 

マックさん

コリやん

タカちゃん

綾ちゃん

バシネェ


男性メンバーは、なんと全員エベレストの登頂者!
女子メンバーも6000m峰の登山経験者です。


以上の6名のメインメンバーに加えて、
今回はけんけんの強力な助っ人、
パキスタンの8000mに精通した国際山岳ガイドのキタさん、

  

そして、ダデンリ、チェパ、カルザンの3名の屈強なネパールスタッフが、
陸路にてインドを経由し、二つの国境を大量の装備を運びながら移動してきてくれて、

計11名のメンバーにて、ガッシャブルム登山に臨みます!


また、パキスタンのチーフガイド、ムザファール・シャー
料理長のアジムをはじめとする4人のキッチンスタッフ(ポーター兼任)、
そしてリエゾンオフィサーの空軍所属のナディーム・フセインが
ベースキャンプにて私たちを見守り、大きなバックアップをしてくれます。


AGガッシャブルム登山隊、
既に日本を出発してから半月が経過しましたが、
やっとやっと、スタート点に辿り着きました!

明日よりの天候と氷河の安定、隊員たちの心身の健康を祈り、
いよいよ本格的な登山活動に移らせていただきます!


メンバー、ガイド、スタッフ全員、
皆さんの応援を心待ちにしております。

よろしくお願いいたします!
ではでは!