けんけんブログ -guide diary-

国際山岳ガイド近藤謙司の冒険案内記!
“ハイキングからチョモランマまで”

TIBET LHASA !!

2009-09-12 04:25:35 | チョーオユー
ブログアップが遅れてすみません。
けんけん@チベット・ラサです!
登山メンバーたちも皆、げん、げん、元気ですよ~!
メインフォトはガンデンピークでルンダを空に投げるAGメンバー!by Mizuki

毎度おなじみのヒマラヤホテルにワイヤレスLANが入ったとのことで、
早速頑張って接続していたんですが、私の部屋からは微妙な電波しか受けられず、
一夜明けてレセプションに相談すると壁から有線LANが接続できるって。おい!!
もっと早く教えろチベットの発展はめまぐるしいです。

2006年秋のシシャパンマ以来、僕も久しぶりのチベットです。
空港出迎えのCTMA(中国チベット登山協会)のガイドが、
「今回でチベットは何回目ですか?」ときかれて、えっと…1、2、3…
え?10回目!?!?
もうそんなに来てるのかぁ。1983年からだからね~。
カイラス巡礼の旅以外は、全てがエクスペディションというのもある意味凄いね。

機内から見るチベットの大地。ヒマラヤホテル前は工事中!チベットダンスを見て夕食!


さて、ラサの街は、また一回り大きくなり、確実に中国になっていってる気がします。
昨年、このラサの街で大変な事件があったのは記憶に新しいのでは?
世界中の人が“FREE TIBET”を主張し厳戒態勢で北京オリンピックが開催された。
チベットの事、残された知人たちを考えると不安だったけど…

ポリスやアーミーが目立ち、街角に2~3人態勢で銃を持って立っていて、
威圧感があるね。AGメンバーの皆さんの表情も強張ってるかな。
軍の車も横暴な運転で街を走っていて、チベッタンの嫌悪感を益々かっているよう。

それでも秘めた想いを隠し、逞しく生きている姿には感心しますが、
以前より増して“チャイニーズ”の悪口を耳にすることが多い気もします。

車道が完全舗装された甘丹(ガンデン)寺からの登り。公安の建物が新しく出来てました!
本日の夕食は辛さ学習済みの火鍋!ライトアップされたポタラ宮は何を語るのか。



これからTBCまでの間に、この国の本当の姿を垣間見ることができるだろうか。
何が変わったんだろ。期待と不安を背負いながらも、いつもと変わらない…

青い空、白い雲、黄色い大地、緑の大河、乾燥した空気、そして息切れを感じ、
この国に少しでも役に立つような行動も考えたい。