以前探鳥でお世話になったIさんから連絡。
「卵が一つ孵ったようで、親鳥が給餌に活発な様子です。また観察にどうぞ。」
Iさんの案内でサンコウチョウの巣作りの様子を観察できたのが
ちょうどひと月前。ハタさん、お弟子様との3人でのお出かけで、
その折は3人ともが初見のサンコウチョウでしたから、感激でありました。
でもって、11日早速の現地入り。今回はハタさんとの二人。
Iさんは先に入っておられて、私らの到着を待っておられた様子。恐縮ね。
「雛が2羽孵っています。親鳥が飛んできたところで、ちょっと伸びあがって、
嘴を広げますから見えたりしますよ。」
杉林の林道では鳥さんの鳴き声がにぎやかです。 「これはクロツグミ、これはオオルリ、そしてヤブサメね。」
と、鳥さんの鳴き声を色々指摘してもらうのですが、なかなか姿が見られないのが残念。
「先日は別なとこでメスが2羽で巣作りするのを見ました。
片方のメスはヘルパーさん。どうも巣作りの指南役みたいです。
オスは少し離れてお任せという感じでしたね。」
Iさんの観察はなかなか鋭いです。色々薀蓄も聞かせてくれます。
定年後5年ほど前に東京から実家へ帰郷されてきたというIさん。
自然豊かな周辺を野鳥に限らず、植物、昆虫やらも日々観察の散策三昧です。
サンコウチョウが餌を与えた後、巣のふちに留まったまましばらくは動きません。
相棒がやって来て交替するまでお守りをしている様子です。
動きがないと、Iさんは周辺をうろうろ。でもって拾って来たものを披露です。
「これはイズモマイマイ(×サンインマイマイ)の抜け殻。」
カタツムリの16,7個の標本も作っておられるとのこと。
どうやらかっても今ももっぱら自然に遊ぶ少年であったようですね。
オスもメスも交代の時には巣に直行。近くの木に枝止まりすることもありません。
時折、ホバリングしたりしますが、暗いスギ林の奥まったところでは
シャッターを切っても、ものになりませんな。
ですので、巣のふちに留まった同じような写真ばかりになりました。
さて、今回もIさんには大変お世話になりました。感謝であります。
ハタさんにも車の運転、お世話様です。充分にナビの役割できず、
高速の出口を行きすぎたり致しましたが、まあこれは愛嬌ということでお許しを。
そうそう、この日はハタさんの古稀の誕生日。遅ればせながらおめでとうさんです。
翌日にはアユ釣りのお出かけ予定とのこと。お元気なことでありますよ。