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散歩するなべさん

しょうがなくも所在なく散歩するなべさん。近頃野鳥に目覚めて鳥見お散歩の日々。病気もしたけど時には山歩きに物思い旅ね。

本屋さん、閉店ですって!

2011-12-13 01:24:52 | 


本屋さんに立ち寄って、
それほど品替わりするわけでもないのに
ぶらぶらと本棚を見て回るのは
結構、楽しみなことであります。
気になる本を探して、
結局その本は見つからず、
思いがけない本に惹かれて
ついつい計算外に
買ってしまうということが
しばしばありますね。


今日、天王寺のいつもの本屋さんに
立ち寄ってみると、
シャッターが降りていました。
貼り紙があり、

「12月6日をもって閉店」

と、ありました。

「あららっ、これは、これは、」

と、困ってしまいましたね。
結構お客もいるよねと思っていたので
ちょっと意外でもありました。


フロアーの狭い、
中小規模の本屋さんです。
でも、コーナーの本棚には
本屋さんの長年の癖というものがあって、
その陰影というか色合いがあります。
だからしばしば通っていると、
いつもの本の並びの中で、
いつもと違う本が挟み込んであれば、
ちゃんとその色合いで
誘いをかけてくれます。
本の方から
声をかけてくれるのであります。


この包装紙のブックカバーも
もうおしまいなのね。     ↓

 

最近の本屋さんは
フロアーの広い大規模店さえ、
のっぺらぼうな感じですね。
ただ取次店の言うがままの品揃えの様で、
どの本屋さんへ行っても同じようなもの。
少しも面白味がありません。

そう言えば、少しばかり前、
本棚の品揃えに癖のある
本屋さんを見つけていて、

「ここの店員さん、なんか面白いね。」

と、内心にやにやしておりましたら、
ここもつぶれて、
何の変哲もないのっぺらぼうの
別の本屋さんになっておりました。


結局売れ筋の本を積み上げた、
チェーンストアの本屋さんと
超大規模の本屋さんとだけが
生き残っていくのでしょうか。

ここでも「効率」優先の
「のっぺらぼう」なんですね。
街の風景の中から陰影というものが
どんどん消え去っていきます。


それにしても、
仕事帰りの立ち寄り先を
一つ失ったなべさんは
かわいそうじゃないですか。(ねえ。)

 

コメント
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