ふ~っ、
ようやく週末であります。
今週のお仕事は
半病人のなべさんとしては、
なかなかハードでしたね。
その程度のことで、
こんなこと言うと
大変忙しく働いている方々に
申し訳ないですね。
週末ですから、
少し遠回りして、街の
本屋さんに寄りました。
買おうとする目的の本は見つからず、
結局こういう時って、
予定外の本を、ふらふらっと
買ってしまうのですね。
買った本は2冊。
竹内敏晴「『出会う』ということ」↓

竹内敏晴は、
「からだとことばのレッスン」を
「生きることのレッスン」として
長い間実践してきた人。
「ことばが劈かれるとき」は名著でしたね。
これを読んで以来、畏敬の人です。
時々、思い出したように彼の本を買ったりします。
本で感心しながらも、何より実践の人ですから、
一度、レッスン現場を覗いてみたいな
と思ったりもしたこともあるのですが。
おっとびっくり!
本の著者紹介を見ると、
「2009年9月7日死去」
とあります。
知りませんでしたね。
著者あとがきの日付が
9/5とあります。
おどろきです。(合掌……。)
もう1冊は、
レヴィ・ストロースの「パロール・ドネ」↓

これは、「中沢新一訳」に惹かれたのね。
中沢新一も「チベットのモーツァルト」以来、
時々思い出したようにその本を買います。
特に最近、面白く、
「これはなかなかの力作や」と感心もし、
結構遅読のなべさんが、一気に読んだのは、
講談社選書メチエ版「人類最古の哲学」
に始まる5冊本シリーズです。
王=権力者を生み出さない社会は
どのように可能だったかを
長い射程で説き起こしていくのは
なかなかスリリングでありました。
この「パロール・ドネ」も
講談社選書メチエだから、
その勢いで買ったのね。(多分)
こんな風に、その時の気分で買った本は
積ん読になってしまうことが、
えてして、多かったりする(?)んでしょうね。
でも竹内さんの本は最後の遺作だから
きっと、読みましょうね。(自戒)