Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

「志村魂3」を見て 1

2008-07-24 23:59:20 | 教師修業
 7月23日,志村けん一座公演「志村魂3」を見に行きました。

 志村けんは,私にとって子どもの頃からのアイドルです。志村けんの生き方や,笑いを追求する姿勢に大変感銘を受けています。

 志村けんをネタにした授業「夢に届くまでのステップがある~志村けんに学ぶ~」をつくったほどです。http://homepage2.nifty.com/kenkayo/shimuraken.htm
 その授業の中に,このような場面があります。

「志村さんの現在の夢は何でしょう。
 いつかまた舞台をやりたいという夢に向かって,志村さんは今もコント作りに日夜励んでいます。」

 志村さんの夢がまさに実現したのです。それが2006年から始まった「志村魂」です。
 今年は初の全国巡業ということで,仙台でも公演が行われると聞き,大変楽しみにしていました。
 私の席は3列目(先行予約でよい席が取れました)。本物の志村けんを目の前にし,大変感動しました。

 舞台は,第1幕「バカ殿様」「コントライブ」,第2幕「津軽三味線」「松竹新喜劇『人生双六』」「おまけ」で構成されていました。
 3時間,全く飽きることがありませんでした。
 志村さんも自身のブログの中で,「昨日仙台公演 凄かった お客様の笑い声 拍手、歓声 なんか今までで一番って感じでした」と述べているほどです。

 ただ楽しむだけでなく,楽しませるためのいろいろな原則があることを発見しました。



 「バカ殿様」のコントの最初のほうで,ダチョウ倶楽部の「ヤー」の掛け声に合わせて観客全員が「ヤー」と声を合わせる場面,志村けんの「アイーン」に合わせて観客全員が「アイーン」と合わせる場面がありました。

 これはまさに根本正雄先生がいう「同一動作の原則」です。
 みんなで声を掛ける。みんなで同じ動きをする。
 そうすることで,心がほぐれ,会場が一体となるという効果があります。



 コントライブのときに感心して見ていたのですが,志村けんの笑いは「変化のある繰り返し」で構成されていることが多いことを発見しました。
 どこか1ヶ所変化をつけることによって,笑いを取るのです。
 それがどんどん繰り返されていくのです。

 変化のある繰り返し。
 これは見ている人をぐいぐいと引き込んでいくコツです。

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