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修業の時計を止めない教師でありたいです。

長短とび 1

2008-08-16 23:45:09 | 体育
 長なわとびは大変にバリエーションが豊富である。習熟過程に沿って指導していけば,できる喜び,達成感を多くの子が味わうことができる。そして,クラスの一体感・連帯感が生まれるのである。

 筑波大学附属小学校における長なわとびの系統は,概ね次のようになっている。

●低学年
 ・大波小波
 ・郵便屋さん
 ・くぐり抜け
 ・0の字とび
 ・8の字とび
 ・8の字とび(むかえ)
 ・2人とび,4人とび

●中学年
 ・ひょうたんとび
 ・ひょうたんダブル
 ・交互8の字とび
 ・2拍子0の字とび
 ・長短とび

●高学年
 ・ダブルダッジ
 ・2本連続とび
 ・十字とび
 ・10人とび
 ・長なわパフォーマンス

(木下光正著『クラスの一体感が生まれる長なわとびの指導法』P.6~7 学事ブックレットより)

 昨年度,2年生でダブルダッジ1回とびが全員できた。低学年に示された種目を一通り習熟させ,ひょうたんとび,ひょうたんダブルと進んで,ダブルダッジを行ったところ,見事成功したのである。
 長なわとびの場合,系統性,習熟過程が明確なのである。
 
 今年度は4年生の担任をしている。ぜひ取り組んでみたいのが,短なわと長なわを組み合わせて跳ぶ「長短とび」である。これは今まで実践したことがない。
 
 これから「長短とび」の教材研究をし,授業づくりをしていく。
 
 この技は,回旋する長なわの中で短なわを回す運動である。
 ポイントは短なわで跳ぶ子のリズムに,長なわを回す子がいかに合わせるかということになる。3人が息を合わせ,タイミングをそろえ,同調させることが必要になる。そのためには,声を掛けることが必要になる。「せーの」などと声を掛けるコミュニケーション能力が必要である。
 
 また,前回しの1回旋2跳躍を基本として,発展技が豊富である。後ろ回しも可能であるし,二重とびもできる。
 
 つまり,前回しで基本の動きを「習得」し,その技能を「活用」して発展技につなげていくことができるのである。新しい学習指導用利用にも対応したネタといえる。

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