Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

根本式立ち幅跳び指導法の追試 2

2011-06-19 00:03:10 | 体育
 AかBか,どちらが遠くへ跳べますか。手を挙げてください。

 示範後の反応からも分かるように,明らかにBが多かった。
 Aがよいという子も数名いたが,ふざけ半分のようであった。

 どうしてBの方が遠くへ跳べるのですか。意見のある人は発表してください。

 子どもから出た答えは,「腕を振っている」「跳ぶ時も着地の時も膝を曲げている」「足を上げている」の3つであった。
 感心したことに,全てのテクニカルポイントを発見している。
 これはS氏の示範の仕方がうまかったからである。
 ポイントが発見できるようにオーバーに表現したからである。

 みんなの意見をまとめます。
 立ち幅跳びのコツは3つあります。
 ①膝を曲げます。
 ②つま先で蹴ります。
 ③着地のとき,両手を下におろして,膝を曲げます。


 根本氏の指導案では,次のように書かれている。

 呼吸に合わせて,動いていきます。
 ①で全部息を吐き切ります。すると自然に膝は曲がります。両手をおろしながらすると自然に呼吸は吐けます。ここで一瞬息を止め,間(ため)を作ります。
 つま先は跳ぶ瞬間にするのではなく,最初からつま先立ちになっています。つま先立ちになっていると,自然に前傾姿勢になり,斜め前方に跳べます。蹴ると同時に両手を上げます。手足の協応動作ができます。跳ぶタイミングが大切です。息を吸います。
 最後は両手を下に下げながら着地します。この時、息を吐きます。息を吐くと,膝は自然に曲がります。
 イチ,ニー,サンと声を出させて跳ばせると呼吸を強調しなくてもできます。

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