最近,理解し難い子どもたちの言動に出くわすことが少なくない。
今日も,象徴的な出来事があった。
私のクラスに夏休み中に転出する子が3名いる。
それで,今日の学活の時間にそのことを紹介しようとした。
「今から残念なお知らせを3つします。1つ目です。Aさんが転校することになりました」
普通,こういう話をされたら神妙な顔つきになるものだと私は思う。
ところが,子どもたちの反応はく全く違った。
「はい,さようなら~」
「バイバ~イ」
笑顔でこのように手を振っているのである。
ここは盛り上がる場面ではない。
このような状態は,私から見ると異状である。
このような反応をした子が1人や2人ではないのである。
子どもたちに話すのをやめた。
教室が静寂に包まれる。
数秒間の沈黙ののち,毅然として次のように言った。
「先生は,今のようなみなさんの反応はおかしいと思う。
人と人とが別れるというときに,盛り上がって騒いでいる,喜んでいるというのが,先生にはどうしても理解できない。
別れるというのはとても悲しいことだ。辛いことだ。
今のような反応をされて,果たしてAさんが嬉しいと思うのでしょうか。
今のような行動がおかしいと思わないのなら,みなさんは異常です。
それとも,みなさんを異常だと思っている先生がおかしいのでしょうか。
きっとそんなことはないはずです。
おかしいのは先生ではなく,みなさんの方だと思います」
ここは喜ぶ場面ではないことは明らかである。
しかも,私は「残念なお知らせをします」と予告してから話し始めているのである。
別れというものがどういうものなのか,子どもたちは理解できていない。
今日も,象徴的な出来事があった。
私のクラスに夏休み中に転出する子が3名いる。
それで,今日の学活の時間にそのことを紹介しようとした。
「今から残念なお知らせを3つします。1つ目です。Aさんが転校することになりました」
普通,こういう話をされたら神妙な顔つきになるものだと私は思う。
ところが,子どもたちの反応はく全く違った。
「はい,さようなら~」
「バイバ~イ」
笑顔でこのように手を振っているのである。
ここは盛り上がる場面ではない。
このような状態は,私から見ると異状である。
このような反応をした子が1人や2人ではないのである。
子どもたちに話すのをやめた。
教室が静寂に包まれる。
数秒間の沈黙ののち,毅然として次のように言った。
「先生は,今のようなみなさんの反応はおかしいと思う。
人と人とが別れるというときに,盛り上がって騒いでいる,喜んでいるというのが,先生にはどうしても理解できない。
別れるというのはとても悲しいことだ。辛いことだ。
今のような反応をされて,果たしてAさんが嬉しいと思うのでしょうか。
今のような行動がおかしいと思わないのなら,みなさんは異常です。
それとも,みなさんを異常だと思っている先生がおかしいのでしょうか。
きっとそんなことはないはずです。
おかしいのは先生ではなく,みなさんの方だと思います」
ここは喜ぶ場面ではないことは明らかである。
しかも,私は「残念なお知らせをします」と予告してから話し始めているのである。
別れというものがどういうものなのか,子どもたちは理解できていない。