Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

エンドピンと表板鉋がけ!

2011-10-28 23:10:39 | 日記
今日もいい天気でした。

作業はエンドピンの製作。
コフィンケースのお客様から19世紀ギターにつけるエンドピンの依頼があったので、作る事に。
材を切りだして旋盤にセットし削って行きます。
アコースティックギターのエンドピンと違って華奢な作りです。
予備も含めて2個削りだしました。


削りだしたピンにシェーパーをかけてピンにテーパーをつけ、頭をサンディングで仕上げました。

ピンが仕上がった所で、昨日、はぎ合わせた表板に鉋をかけて行きます。
表裏、平面を出して型紙でボディーの形を書き込みました。
今日は平面出しまでで、表板は切り出して、ロゼッタを埋めてから最終的な厚さに調整します。
鉋がけした切り出し前の表板です。


明日は表板を切りだして、コフィンケースの内装の調整を予定しています。

最近テレビで村治佳織さんをよく見ます。
アルバムのプロモーションかもしれません。
色々な番組で、クラッシックギターの話をするのですが、こんな会話が。
”クラシックギターは爪で弾くんですよ。”と話すと、”ピックで弾くと思ってました。”と司会者。
クラシックギターギターは一般の人にしてみると遠い存在なのかも。

今日の写真は出来上がったエンドピンです。