Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

表板はぎ合わせと裏板リブ切りだし!

2011-10-27 23:18:18 | 日記
今日は晴れ。
いい天気でした。

午前中は午後に見えるリペアのお客様のギターをチェック。
チューニングして様子を見ました。

午後は次に作る4コースのバロックギター?の制作に入りました。
昨日のコピーでOKをもらったので、まずは表板のはぎ合わせからはじめます。
鉋の刃を研いだら、いつものようにクランプして接着面に鉋をかけて行きました。
はぎ合わせ中の表板です。


真ん中あたりがわずかにすくように鉋をかけたら、接着を後回しにして裏板リブの切りだしに入りました。
バロックギターなので裏板はリブではぎ合わせますが、角材からリブを切りだして行きます。
切りだす前の角材です。


バンドソーで切りだしますが、曲がらないよう注意しながらゆっくり慎重に切って行きました。
裏板は5枚のメイプルの間に黒檀材とメイプルの細いリブが入るタイプです。
今日は幅の広いメイプル材の切り出しと平面出しまで進めました。
最後にはぎ合わせの準備が終わっていた表板を接着して作業終了。

明日は先日送ったコフィンケースが調整のためもどってくるので、その作業の予定です。

今日から製作を始めた楽器は当初は古楽器風ウクレレのオーダーでした。
色々とご検討頂いた結果、最終的に4コースのバロックギターに変更です。
サイズはオリジナルヴォヴォアンより一回り小さいですが、大きさと弦の数以外はオリジナルのように製作して行く予定です。

今日の写真ははぎ合わせ中の表板と切りだした裏板リブです。