Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

ドイツパンのタンネTanne  日本橋浜町

2011-03-17 08:02:41 | グルメ

3月16日付産経新聞の曽野綾子さんのコラム「透明な歳月の光」に

・・・さしあたり、私達は「安心して暮らせる」などという現世には決して
ない言葉に甘える事の愚をはっきりと悟るべきだろう・・・・

とあった。その錯覚をはっきりと見定めて生きるべきだろうと。
これにはかなりの覚悟がいる事だな~。
しかしいかなる運命からも学ばない時だけ、人はその悲運に負けた事に
なるとも言っている。私の母親世代の悲惨な戦後を生き抜いてきた方
だからこその言葉だろう。

私は聖書の「明日の事は思い煩うな、明日の事は明日自身が思い
煩うだろう」という聖句が好きだ。
O型である私は案外、小さな事に日々思い煩う。なので、この言葉は
私をとても励ましてくれるのだ今回もそうだ。次から次と悪い想像しか
思い浮かばず、なんだか生きているのが切なくなってくる。
しかしこの言葉を思い出し気力を振り絞る。
この聖句はノー天気な言葉ではない。

例えば今回の惨劇はだれにも予想も出来なかったし、出来たとしても
止める事は出来なかっただろう。日々の小さな事ですら、例えば
「ダイエットしてやせるぞー」と決意してもすぐにギブアップ
こんなちっぽけな今日の事すら自分の力でどうも出来ない人間が
まだ起こってもいないあれこれを、考え悲嘆にくれるのはどれだけ、
大それたことか・・・と言う意味だと思っている。そんな事は神様に
お任せすればいいんだよと聖書は教えてくれる。
そう思うと心の重荷が取れ前向きに明るくなれる

東京で消費者の買いだめ傾向が止まらない。やはりそれも今後に
起こるかもしれない不安な事象に対応する為の本能だろう。
今日もお店を視察してきた私なりの推測としてどうも住宅街の
メジャーなスーパーの方が品薄なんじゃないの?と考え、案外
個人商店の方がありそうな・・・で、パン屋さんに行ってみた。
確かにずいぶんとパンが無いが選ばなければあるじゃないの

デパ地下では寸でのところで、牛乳を購入する事が出来なかった。
卵も無いしかし時間帯ではあるらしい。家にはまだ、どちらもあるので
焦る事はないのだが・・・

そんな折に、義弟のトラマルコが浜町のタンネのパンを持って来てくれた。

昨日はトラマルコの娘=私の姪が一人では不安だという事で、我が家に
来ていたのだが、迎えに来た時に持って来てくれた。

ドイツパンはビールと合う。ライ麦パンもプレッツェルも・・・
やはり専門店には、まだパンがあるのだな。
首都圏で食料品や日常品が全くなくなる事はないだろう。そんなに
買いあさらなくてもと思うのだが。

避難所の中には孤立し食料も行き渡っていない所が沢山ある。
今、食料のある所も底を尽いて来ているらしい。どうかこの食料が
被災地に一刻も早くまわりますように
それにしても政府は無策だ・・・