昨日3月10日は東京大空襲の日だ。私が住んでいる辺り一帯は
その空襲によって焼きつくされた。東京駅周辺もかなりの被害を
受けた。しかしこの事実は戦後長い間、公にはならなかったらしい。
関東大震災で破壊しつくされたこの下町一帯を2度目の悲劇が
襲ったのだ。その当時日本で一番の人口密集地帯であった東京の
下町を焼夷弾で襲えば、またたく間に戦火が街を焼きつくす。
早乙女勝元氏の「東京大空襲の記録」を読むと、あまりの惨劇に
胸が痛くなる。一晩のうちに10万人もの人々が亡くなったとは、
広島、長崎の悲劇に劣らない。
母親として、背中に幼い子供を背負って必死で逃げ、逃げおおせた時には
背中の幼子の息が絶えていた話などは可哀そうなどという陳腐な
言葉は使えない。区役所に空襲で亡くなった子供達が雲の上から
楽しそうに今の東京を覗きこんでいる絵がある。その絵を見ると
この平和な日本を維持する事がいかに大切な事か思いを新たにする。
あの子達に見守られて今、幸せに暮らしていけるのだ。合掌。
このような事を1年に1回しか思い出さない平和ボケの私ですが、
毎日、美味しい物が食べられるのは本当にありがたい事です。
今日、ご紹介する料理は昨日の牡蠣の時雨煮の時に取っておいた
牡蠣で作ったコンフィです。
”コンフィ”とは低温のオイルで熱を通したどちらかというと、保存食になるのでしょうか？
昨日の作り方で説明した様に一度、沸騰したお湯にくぐらせた牡蠣の水気を
取っておきます。
フライパンにたっぷりのオリーブオイル、叩いたニンニクを入れ弱火で熱し
ニンニクの良い香りがしてきたら、お塩を少々いれ、牡蠣も入れます。
ゆっくり、しかし火を通し過ぎないようにして裏返し、火を止めて
余熱で中まで火が通るように。
これも一度、熱湯にくぐらせた牡蠣なので、ふっくらと仕上がります。
レモンをかけて召し上がって下さい。
アツアツでも、冷めてもどちらでも美味しく頂けます
これをクロワッサン
に挟んだ物がすんごーく美味しい
フランスパンやチャパタじゃダメなんだな～。クロワッサンなの
白ワインととてもよく合いますので、ワインパーティーの時に最適な
お料理ですよ。簡単なのに本格的な味。喜ばれる事間違いなし
明日は牡蠣シリーズ？？？最後の牡蠣ご飯をご紹介しまーす