映画全盛のころ
撮影の待ち時間や昼食時間に
帽子手ぬぐいのカツドウ屋姿の
スタッフや時代劇扮装のままで
歩いている商店街がありました
大映通り商店街です
この商店街を囲むように松竹太泰撮影所、
東映撮影所、第二東映撮影所、
大映京都撮影所とありました
京福電鉄、嵐電(らんでん)
太泰駅(うずまさ)と次の
帷子ノ辻(かたびらのつじ)駅の間に
大映通り商店街がありました
大映通り商店街の喫茶店、
食堂で扮装した俳優さんを
見かけても町の人々には
珍しくもなく知らん顔でした
いまは大映通りの
近所にあった大映京都撮影所は
大きなステージもオープンセットも
すっかり更地になって、マンションや
住宅になりました
大映撮影所の痕跡も雰囲気も
すっかりなくなりました