初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

カラーフィルムの処理

2009年11月21日 17時28分46秒 | Weblog


モノクロ写真は,撮影したフィルムは自分で現像するものと思っていました。

カラーリバーサル・フィルムも、最初は「現像キット」で処理しても,

慣れてくれば、必要な薬品を揃えていけば

カラーフィルムも処理できると考えていました。

しかし、最初の「現像キット」の説明書には,

処理液の温度管理が非常に厳しく書かれていました

第一現像液の温度が20℃で、許容範囲が±0、5℃とあります。




私は,モノクロ・フィルム現像では

現像液を温度計で20℃に測って、処理中に±1℃位にしていました。

それが、カラーになって±0、5℃とは厳しすぎてとても素人にはできません。

             … … …

また、モノクロのネガから引き伸ばし機でプリントするとき,

印画紙を現像しなくてはなりません。

これも現像液の温度管理はネガと同じようにしていました。

冬の寒いときの液温は下がります。

乱暴にヤカンの熱湯をバットに少し注ぎます。

夏の暑いときは液温が上がります。

冷蔵庫の氷を少し放り込んで液温を調節していました。



カラーの場合はそれがどうやらダメなようです。

以後,カラーリバーサル、カラーネガの現像を完全に諦めました。



世間には,スゴイ人もいるようで,カラーフィルムや

カラー印画紙のために完全暗黒になる豪華な暗室を作って,

カラー現像処理液の温度管理を徹底的に追求して,

カラーリバーサルのプリントまでやる人がいました。

              … … …

かって、アサヒカメラ主催の「写真サロン」という展覧会がありました。

世界中の野心的な作品の展覧会でした。

カラーソラリゼーションなど自分の暗室がないと

出来ない手法を駆使した作品もありました。



展覧会出品用のカラー作品を作るとき,

撮影のみで,暗室処理はまったく知りません。

              … … …

ある写真クラブの先生が,

カラーフィルムは撮りっぱなしでネガ現像処理,プリント処理は業者まかせで

何が写真作家と言えるのか…

と嘆いておられました。